今年で2回目となる「京都国際映画祭」(同映画祭実行委員会主催)が15日、京都市内で開幕し、国際的な活躍を期待される俳優を表彰する三船敏郎賞を俳優の仲代達矢さんが受賞した。またこの日は、日本映画の発展に寄与した映画人を表彰する牧野省三賞も発表され、黒澤明監督作品をはじめ、長年にわたり記録係(スクリプター)を務めてきた野上照代さんが選ばれた。
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授賞式はオープニングセレモニーが行われた祇園甲部歌舞練場(京都市東山区)で行われた。仲代さんは三船さんが主演し、黒澤監督が手がけた映画「醉いどれ天使」を「12回連続で見た」というほどの「強烈な三船ファン」で、「この世界に入って三船さんと共演できたのは俳優としての一つの勲章。三船さんのチャンバラ、立ち回りのすごさに少しでも追いつこうと思って、庭に小さな小屋を建てて毎日、真剣を振り回したものです」と昔話も披露。「この賞を受賞できて本当に感慨深いものがある。私ももうそろそろ83歳で、“もう、そろそろ”ですけど、少しでも頑張ろうと思う」と喜びを語った。
また野上さんの受賞を受け、女優の吉永小百合さんがビデオメッセージで「毎回(吉永さんが出演する映画を)見ていただいて、いろいろとご意見、アドバイスをいただけて励みになっている。いつまでも“ミューズ”として日本の映画界に温かい眼差しをいただけたら」とコメントを寄せると、野上さんは「驚いたな、ちょっと褒めすぎ。運がよかっただけ、運がいいと、こういうこともある」と話し、笑いを誘った。
「京都国際映画祭」は、1997年から京都市内で開催されてきた「京都映画祭」を発展継承する形で2014年に誕生。「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに、映画、アート、パフォーマンス、工芸、演芸などあらゆる分野に対象を広げて京都から世界に文化を発信する。2回目となる今年は、キャッチコピーに「京都は、変や乱が好き」を掲げ、よしもと祇園花月(京都市東山区)をメイン会場に同市内の複数会場で18日まで開催される。
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