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11月3日(日)放送分
年末恒例の年越しロックフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 15/16」(28~31日)の模様が、WOWOWで中継される。メインMCは今回が3度目となるタレントのホラン千秋さんが務め、ゲストMCとして昨年に引き続き、28、29日は俳優の大東駿介さん、30、31日は千葉雄大さんが出演する。間近に迫った本番を前に、「COUNTDOWN JAPAN」の魅力や注目のアーティストなど、3人が語り合った。
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――ホランさんは3年連続。改めて、ホランさんから見た「COUNTDOWN JAPAN」の魅力は?
ホランさん:その年の邦楽で熱かったバンドやアイドルたちが出演しているので“邦楽の集大成”というか、これを見れば、どんな1年だったか分かるイベントになっていると思います。それから、今後注目の若手アーティストを発見できる場所でもあります。邦楽の1年の動きと、これからの動きが分かるのが「COUNTDOWN JAPAN」の魅力じゃないかなと。
――大東さんと千葉さんは昨年ゲストMCとして参加してみていかがでしたか。
千葉さん:「COUNTDOWN JAPAN」は1年の垢(あか)を落とす……じゃないけれど、年末に汗をかいてみんなで楽しむ雰囲気は、テレビの画面で見ていてもやっぱり楽しいなって思います。MCの方は、ホランさんに本当に助けていただいて。生放送なので、かんだり、話すことを迷っていると、置いてけぼりにされちゃうので、食らいついていかなきゃいけない感がすごくあると思いました。今回はその中で、自分が言いたいことが湧き出てきたらいいなって。
大東さん:僕は去年MCをやってみて、「COUNTDOWN JAPAN」はフェスと番組は、同じものではあるんですけど、別物だなって思いました。WOWOWの中継は、一つの番組として楽しめる。フェスに行った人も絶対楽しい番組だなと思いました。たとえば、ホランちゃんがアーティストの人たちと距離を縮めて生まれてくる会話だったり。僕らもああだこうだ言いながら、ゲストのここでしか聞けない話を引き出せたり。番組だから見られるライブっていうのもあるから。
フェスでありながら、同時に番組を作っている。フェスが生まれている瞬間と番組が生まれている瞬間のはざまに自分がいるっていうなんとも痛快な時間を過ごさせていただきました。今年も、番組として、もっともっと面白い番組になればいいなと。ゲストの皆さんが一切、飾ろうとか、これやっちゃいけないとかはなく、「今年最後のライブ楽しもうぜ!」みたいなテンションで来てくれるっていうのも、間違いなくここしかないと思いますし。
――今夏の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」でも、ホランさんがメインMC、大東さんと千葉さんがゲストMCを務めていますが、大東さんと千葉さんが感じたホランさんのMCの魅力は?
千葉さん:僕が何を言っても大丈夫というか、そういう安心感がある。僕が調子に乗って遊んでも、一緒に乗ってくれるときもあるし、ちゃんと戻してくれるときもある。すごく助かるというか、僕に規制がない(笑い)。あとは大東さんもおっしゃっていましたが、ゲストの人が来て、話したくなるような空気感でお話しになるので、すごく素晴らしい。頭の回転が速いなって。
大東さん:コメントとか素晴らし過ぎるから、精密機械やなって思ってたんですけど、職人なんですよね。精密機械って心がない感じだけど、ホランちゃんのMCには心があるから。来る人、みんなが心を開いて帰っていくっていうのが、すごいなあと思って。僕らはそれに甘えて好き勝手やらせてもらうよね?
千葉さん:そうですね(笑い)!
ホランさん:いやいや……。
――では、ホランさんから見た2人の魅力は?
ホランさん:先程、千葉君が「生放送は食らいついていかなきゃいけない」と言っていたその言葉を借りると、大東さんは勢いでどんどん食らいついていくタイプ、千葉君はあとからじわじわ湧き上がってくるタイプだと思っていて。
千葉君は、今のペースを崩さずに大事にしていただきたい。あとからじわじわ来て、その思いにたどり着いたんだなっていう独特な質問が出てくると思うので、変に焦らなくていい気がしていて。それがいいところだと思います。私はせっかちなので、それを引き止めてくれているんですよね。逆に焦っている私を止めてほしいなと思いますし。
大東さんは、自分からガンガン行ってくれるし、熱量もハンパない。今年もいい意味で、前のめりでたくさんアーティストの方に食らいついて行ってくれると、私もその勢いに引っ張られるので。
2人は違った魅力があって、一緒にやっている私は楽しいんですよ。どんな反応が出てくるのかなって。視点もそれぞれ本当に面白いですし。今年も違ったスピード感を楽しめたらなってすごくワクワクしています。
――大東さんと千葉さんは、それぞれのMCを意識していますか。
大東さん:千葉ちゃんのMCは、その場の切り取り方が面白いんですよ。俺は気持ちのまま言うんですけど、千葉ちゃんは考えて考えて、ポロッという言葉が面白いんですよね。
ホランさん:2人は瞬発型と熟考型みたいな感じで。瞬発的に切り取っているのは大東さんだと思うんですけど、千葉君はそこで切り取れない何かを切り取っているからすごいよね。
千葉さん:僕は大東さんと以前、ドラマで共演させてもらったときから思っているんですけど、大東さんは言葉がすごく響くというか。大東さんの言葉って、気持ちを切り取って相手に伝えて、すごいズシンと来るから。「すごいな」って。僕はまとまらずに話してしまうけど、端的にそして熱く話すから気持ちが伝わってくる。僕はないものねだりで、そうなりたい願望がすごくあります。
大東さん:俺もないものねだりで、千葉ちゃんみたいにじっくりやりたいなって思うんですけど、黙った瞬間、冷や汗が止まらない(笑い)。1秒の使い方が違うんですよ。めちゃくちゃ長く感じて。言葉の弾丸が、玉数多いんですよ。
ホランさん:本当に面白い、2人とも。3人で一緒にMCをやったらどうなるのか、いつかやってみたい。
大東さん:やってみたいねえ。(千葉さんもうなずく)
――今回の出演アーティストの中で、注目しているのは?
大東さん:僕がゲストMCで出演する日でいうと、まずは、「くるり」さん。それから「黒猫チェルシー」のボーカルの渡辺(大知)さんは、俳優として今年も大活躍やったから、バンドとしてまた最後に見られるのは楽しみだなと思います。あとマキタスポーツさん。夏の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」で、「スタジオトークに来る機会があったらよろしくお願いします」って言ったら、「キャラはまだ固まっていないから、絡みづらいと思うよ」って言っていたので、ぜひ絡んでいきたいなって(笑い)。
千葉さん:僕は、大森靖子さんは見たいなって思いますし。「サカナクション」は以前、フェスで見たときにすごく楽しかったので、見たいなと思いますね。「back number」は今年カラオケでたくさん歌ったんで……あっ、「エレカシ(エレファントカシマシ)」も見たいです。
ホランさん:毎回たくさんいるんです。初日だと「赤い公園」がすごい好きですし。2日目だと「空想委員会」とか。3日目だと「THE BAWDIES」もすごく楽しみですし、4日目も「ウルフルズ」「エレカシ」とか楽しみですね。でも正直、決められないです。
あとは、「RO69JACK」(「COUNTDOWN JAPAN」出演を目指すアマチュア・アーティストのためのコンテスト)出身の方がどんどん大きくなっていってますよね。去年の冬は一番小さいステージでやっていたアーティストが、一つ大きいステージに、また大きいステージに……って。「RO69JACK」出身の方が育っていく姿が見られるのが「COUNTDOWN JAPAN」の楽しみだと思うので。ベテラン勢に負けないようなパワーで頑張っている姿をテレビの前の皆さんにも届けてほしいなって思いますね。
――「COUNTDOWN JAPAN」ということで、もうすぐ2015年も終わりますが、皆さんにとってどんな1年でしたか。
大東さん:去年の「COUNTDOWN JAPAN」から始まって、今年の夏の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」、そして今回、また「COUNTDOWN JAPAN」にもゲストMCとして出演させてもらうわけですけど、今年は音楽に触れる機会が格段と増えましたね。今までの倍、ライブに行くようになったし、「COUNTDOWN JAPAN」と「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の間を埋めるように、他のイベントに行ったり、年がら年中、音楽を聴いていたような印象ですね。
今年は日常に音楽が増えました。音楽が目に付くようになった。アーティストのライブ情報を無意識のうちにチェックするようになりました。それから共演者との会話も、音楽を中心に広げるようになりましたね。「最近、何聴いてるの?」とか。
その点、また新しいアーティストを「COUNTDOWN JAPAN」で知ることができる楽しみが多いですね。去年、聴いて「いい」と思ったバンドの曲がずっと耳に残っているから、今年も新しいバンドがたくさん出るので、それが楽しみですね。
ホランさん:音楽に限らずですけど、楽しめることが増えたなって思いますね。去年までは遠慮したりビクビクしたりしていた部分、行こうと思って行かなかった場面がたくさんあったと思うんですが、失うものって何もないなって思ったのか、とにかく楽しんで、やるだけやってぶつかって、それで失敗したらしょうがないって。そういう前向きなものが、増えたのかなあって思った1年でしたかね。
やり残したことは一人暮らしくらいですかね。「やりたい、やりたい」って言いながら、今年もしなかったので。
大東さん:イメージだけどさ、めっちゃズボラそう。じゃなきゃ、(完璧すぎて)帳尻合わないっていうかさ、ふだんルーズじゃないと「ちょっと神様かんべんして」って。
ホランさん:(笑い)。実家だから、ぜんぶ親がやってくれているから成り立っているっていう。
大東さん:じゃなきゃ、納得いかないですよ。
ホランさん:いやいや、頑張る。一人暮らし頑張る。忙しくなると、心に余裕がなくなっていったりしてしまうと思うので、そんな中でも楽しむ心の余裕や、仕事、日常に対して誠意を持って取り組めるだけの余裕を持てる大人になりたいなあと思います。
千葉さん:僕は「COUNTDOWN JAPAN」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」だったり、「ストレイテナー」というバンドのMVに出させてもらったり。自分が好きだったことに携わることができました。それと同時に、自分が好きだったものに携われる機会って、突然やってくるんだなって。そのときに瞬発力でベストに臨めるよう、常に用意しておかないといけないんだなって。何もない状況でも、対応できるように来年に向けていろいろ準備していきたいと思いました。
ホランさん:真面目だなあ。
――そのときのために、準備しようと今思っていることは?
千葉さん:腹筋バッキバキにしたりとか。いつでも脱げます、みたいな(笑い)。
大東さん:えっ、そこなんだ(笑い)!
*「現地より生放送!COUNTDOWN JAPAN 15/16」は、28~30日午後4時、同31日は午後5時からWOWOWライブで生放送。
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2024年11月05日 23:00時点
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