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11月21日(木)放送分
NHK大河ドラマ「真田丸」の18日放送の「信之」で、主人公・真田信繁(堺雅人さん)の長女・すえ役の女優の恒松祐里(つねまつ・ゆり)さんが初登場する。恒松さんは17歳の高校生で、NHK連続テレビ小説「まれ」などに出演経験があるが、大河ドラマに出演するのは初めて。時代劇にも初挑戦となる。父・信繁役の堺さんとの共演に「優しくて感動しました!」と語る恒松さんに撮影について聞いた。
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恒松さんは小学1年生、6歳の時にデビューし、これまで映画「俺物語!!」「くちびるに歌を」 、ドラマ「5→9」「家族ゲーム」などに出演。「まれ」で桶作元治(田中泯さん)と文(田中裕子さん)夫婦の孫・麻美を演じて注目を集めた。初の大河ドラマ出演を「すごくうれしかったです。同時に緊張しました。中学生の時に茶道部だったので、着物や和の雰囲気が好き。現場に行くのが楽しみでした」と喜ぶ。
恒松さんは、信繁と梅(黒木華さん)の娘・すえ役として登場。すえは、梅の兄で真田家家臣・堀田作兵衛(藤本隆宏さん)に育てられ、第37回で美しく成長して登場する。すえの母・梅は第13回「決戦」(4月3日放送)で悲しい最期を迎えた。恒松さんは“母”の最期のシーンを見ながら「私を置いていってしまった……と悲しく見ていました」と感じていたという。役作りの中で、母を演じた黒木さんを「意識していましたね」といい「お母さんのシーンを見て、梅さんの娘だったら、こんなふうになるのかな? 作兵衛さんに育てられられたから……と考えました」と話す。
父・信繁を演じる堺さんとの共演シーンも印象深かったといい「堺さんはすごく優しい方でした。リハーサルの時に私がカエルの靴下をはいていたら『可愛いね』と声を掛けてくださった。共演シーンでは『リハーサルとはお芝居が変わったね。本番の方がすえの感情や気持ちがすごく伝わってきた』と言っていただけて、感動しました。いいお父さんです。また、いつか親子役をやってみたいですね」とうれしそうに振り返る。
初の大河ドラマの撮影について「皆さん、ベテランの方ばかりで学ぶことの多い撮影でした」と話す恒松さん。目標を「今はいろいろな役を経験して、自分らしさを出しつつ、役になりきれる女優さんになりたいです。茶道部だったので“千利休の女性版”のような役があれば、やってみたいですね」と目を輝かせながら語る。17歳の美少女の今後の活躍も注目される。
「真田丸」は、堺さんが真田幸村の名でも知られている戦国時代の人気武将・真田信繁を演じ、戦国時代に信州の小さな領主のもとに生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿を描いている。三谷幸喜さんが2004年放送の「新選組!」以来、12年ぶりに大河ドラマの脚本を手がけ、長澤まさみさんや草刈正雄さんらが出演している。放送はNHK総合で毎週日曜午後8時ほか。
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