#セルおつ:“SNS中毒女子”描くドラマ ネット同時配信、SNS意識した演出で話題に

ドラマ「#セルおつ」の最終話の1シーン
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ドラマ「#セルおつ」の最終話の1シーン

 インスタグラムやツイッター、フェイスブックなどのSNSで自身をおしゃれに見せようと葛藤する女性の姿を描いたドラマ「#セルおつ」(ABC、関西ローカル)が13日、最終回を迎える。インターネットのサイマル放送で全国同時視聴でき、放送後に番組タイトルがツイッターのHOTワードランキングのベストテンに入るなど、ネットで話題になっている。

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 「#セルおつ」は、SNSで「オシャレにすてきなことを発信しないと“いけない”」や「いいね数、負けたくない」と自身の見せ方を気にする女子に向けた「セルフブランディング、お疲れ様です」の略。岡本あずささんや山下リオさんらがSNSでの見せ方を気にする意識高い系女子を演じた1話完結のドラマ。

ドラマの冒頭シーンでスマートフォン上のSNSのやり取りをイメージした画面に、お笑いコンビ「三四郎」の小宮浩信さんと相田周二さんがカフェの客として声だけで出演。ホットドリンクのカップから立つ湯気を写真に収めようと、必死に黒いシートをバックにスマホで撮影しているような店内にいる“#セルおつ”女子の行動にツッコミを入れるという演出をしている。企画・編成担当の佐々木真司さんは「配信で話題になるコンテンツ」の視点で企画したと説明する。

さらに、番組ロゴのデザインにもこだわり、ファッションプロデュースを手掛ける大森洋平さんの協力で、真っ赤なルージュが印象的な女性のくちびると、赤いハイヒールやスイーツなどをあしらったデザインにした。また、主題歌も女性の高い支持を得ている5人組のイケメンパフォーマンスグループ「FlowBack」の「I SWEAR」を採用するなど、“SNS女子”の話題になるような工夫を凝らしている。

13日放送の最終話では、7月公開の映画「彼女の人生は間違いじゃない」でヒロインに抜てきされて話題の瀧内公美さんが、駆け出し作家だった夫が有名文学賞を受賞して生活が一変した女性を演じ、若くしてセレブ婚をして優越感に浸っていた主婦(土居志央梨さん)との対象的な人生が描かれる。

 放送は13日深夜1時59分から(関西ローカル)。インターネットのサイマル放送で全国同時配信し、動画サービス「TVer」と「GYAO」で見逃し配信もされる。

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