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俳優の小栗旬さんが、11月26日放送の連続ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系、水曜午後10時)第9話にサプライズ出演。“世界のニナガワ”こと劇作家の故・蜷川幸雄さんを演じ、「私が出会った蜷川さんよりも若い頃の蜷川幸雄を想像し、自分の中にある蜷川さんの面影を追いかけるように演じさせていただきました」と語っている。
脚本を三谷幸喜さんが手掛け、東京・渋谷の「八分坂」を舞台に、菅田将暉さん演じる主人公の劇団演出家・久部三成が、八分坂の人々とともに理想のシェイクスピア劇を作ろうと奔走する物語。今はクベ版「冬物語」を上演中だが、客足が伸びないどころかトラブルが後を絶たず、劇場閉鎖の足音が近づいていた。第9話では、劇団員のトニー(市原隼人さん)が警察に連行され、久部は窮地に立たされる……。
そんな中、クベ版「冬物語」を食い入るように見つめる男がいた。男は上演後、巫女の樹里(浜辺美波さん)に近づき「ちょっと伺いたいことが」と話しかける。ほどなく、「あなたに会いたいっていう人がテンペスト(ジャズ喫茶)で待ってます」と樹里に告げられた久部が入店すると、そこで待っていたのはレジェンド演出家・蜷川幸雄(小栗さん)だった! 「今日の舞台。見させていただきました」とにっこり笑顔を見せる蜷川氏。敬愛してやまない“蜷川先生”を前にした久部は、感動のあまり震えが止まらず……。
小栗さんは三谷さんが脚本を務めたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年、NHK)では主演を務める一方、20歳の時に蜷川さんが演出を手掛けた「ハムレット」(2003年)に起用されて以来、蜷川作品に欠かせない存在となった。ドラマでは久部が尊敬してやまないレジェンド演出家としてたびたび蜷川さんの名前が登場しており、スタッフロールにも協力としてニナガワカンパニーがクレジットされている。
12月3日は放送休止で、第10話は12月10日午後10時から放送される。
◇小栗旬さんのコメント
まさかこのような役をお受けする日が来るとは思っていませんでした。蜷川さんと過ごした日々を思い返しながら、私が出会った蜷川さんよりも若い頃の蜷川幸雄を想像し、自分の中にある蜷川さんの面影を追いかけるように演じさせていただきました。このような機会をいただけたことを本当に心から感謝しております。