水曜日のダウンタウン
名探偵津田"長袖"SP
12月3日(水)放送分
俳優の菅田将暉さんが、10月1日にスタートするフジテレビ系“水10”ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(水曜午後10時、初回30分拡大)で主演を務めることが9月2日、分かった。脚本は25年ぶりに民放のゴールデン・プライム帯の連続ドラマを手がける三谷幸喜さん、共演は二階堂ふみさん、神木隆之介さん、浜辺美波さんと豪華キャストが集結した。
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ドラマは1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷さんの半自伝的要素を含んだオリジナルストーリー。経済の安定成長期からバブル経済期への移行期にあたる時代、渋谷の片隅にはまだ何者でもない若者たちの苦悩と挫折、時に恋模様もあった。
栄光を追いかける者、恋に破れる者、迷惑で厄介な者、街を飛び出したい者……。一癖も二癖もあるがゆえ、不器用で生き方ベタ。端から見たら有象無象、でも本人たちは真面目で一生懸命、そんな“人間くさい”人たちがエネルギッシュに生きた「1984年」という時代を、笑いと涙いっぱいに描く。
三谷さんが民放のGP帯連ドラを手がけるのは、「合い言葉は勇気」(2000年)以来、25年ぶり。午後11台でも「HR」(2002年10月~2003年3月)以来で、22年半ぶりとなる。
主演の菅田さんが演じるのは、成功を夢見る演劇青年・久部三成(くべ・みつなり)。二階堂さんはミステリアスなダンサー・倖田リカ(こうだ・りか)、神木さんは“三谷青年”をモチーフにした新人の放送作家・蓬莱省吾(ほうらい・しょうご)、浜辺さんは渋谷にたたずむ神社の巫女(みこ)・江頭樹里(えがしら・じゅり)を演じる。
菅田さんと三谷さんのタッグは2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」以来、3年ぶり2度目。二階堂さん、神木さん、浜辺さんは三谷さんの脚本作品には初参加となる。監督は「コード・ブルー-ドクターヘリ救急救命-」シリーズで知られる西浦正記さんが担当する。
これといった理由もなく、民放の連続ドラマから離れてずいぶん月日が流れました。そんな僕と仕事がしたいと言ってくれた勇敢な若手プロデューサーさんとの出会いがあり、この度25年ぶりに、フジテレビのゴールデン・プライムタイムに帰ってまいりました。プレッシャーはたいして感じておりません。悩んだところで、自分に書けるものは高が知れていますから。
書きたいものを書く。描けるものを描く。僕より下の世代の力のある脚本家さんがたくさんいる中で、自分にしか書けないものって何だろう。そもそも今の若者の生態を描くなんて僕には無理な話。たどり着いたのが、自分の青春時代を描くということ。それなら僕以上に上手く書ける人はいないはず。当たり前ですが。
1984年。当時僕は駆け出しの放送作家。バラエティー番組の構成をしながら、芸人さんのコントの台本を書いていました。あの頃、自分には永遠の未来があるように思っていた。人生には無数の選択肢があると信じていたし、溢れるほどの希望に満ちていた。どうしてあそこまで前向きでいられたのだろう。それが若さだと言われればそうかもしれない。でもそれだけではない。あの頃は僕だけではなく、時代が、この国そのものが、パワーと明るさに充ち満ちていた。みんなで、足並みを揃えて坂を登っていくそんな空気が、80年代の日本には確実にあった。あの時代そのものを描いてみようと思いました。誰もが夢に向かってがむしゃらに生きていたあの時代を。そんなドラマを書くことが出来たら、どんなにステキだろうか。どこまでも不安定な今の時代、不安を抱えて生きる人々へのエールや励ましになるのではないか、そんな気がしたんです。
と、大風呂敷を広げてみましたが、実際出来上がった台本は、限定された場所と時間と人物による、かなりこじんまりした感じになっています。皆さん、どうかびっくりしないでください。結局僕が書くとそうなってしまうんですね。つまりはどこを取っても、僕にしか書けないドラマだということ。面白さは保証します。
三谷幸喜脚本。「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」舞台は、80年代の渋谷。蜷川幸雄に憧れた演出家、クベを演じます。演者として、また一つ大きな試練を三谷さんよりいただきました。震え上がっています。
演出家の役だからか、お芝居との向き合い方も新鮮な毎日でした。鼓舞されているような、怒られているような。ただ間違いなく言えることは、みんなのお芝居を見ていて、とても楽しかった。その一点に、演者としてご褒美をもらったような気持ちになりました。
物語の中心には、常に演劇があります。作品と人の周りには、良くも悪くもアツい炎がたくさんあります。その危うい情熱は、他人にとって光か闇か、はたまた身を焦がすだけなのか。今、その情熱は、まだ存在しているのか。そもそも求められているのか。僕はそんな絶滅危惧種のようなドラマに身を委ねられて、幸せです。この物語は、喜劇なのか、悲劇なのか。ぜひ、お楽しみに。
台本をめくるたびに、三谷さんが紡ぐ物語にワクワクしました。三谷さんの作品は、この世界に憧れを持ったきっかけでもあります。念願の現場に参加できたこと、座長・菅田くんと久しぶりに現場で再会できたこと、面白い先輩の皆様とご一緒できたこと、何から何まで楽しく、幸せな現場でした。放送をどうかお楽しみに!!
蓬莱省吾役をやらせていただきました。神木隆之介です。三谷さんが描く物語の中で生きることが出来てこの上なく幸せです。そして今まで共演させていただいたことのある皆様とまたご一緒することが出来て、これもまたこの上なく幸せです。幸せを感じながらいっぱいお勉強させていただきました。チーム一丸となり精いっぱい頑張りましたので、もしよかったら見てほしいです。よろしくお願いいたします。
江頭樹里役を務めさせていただきました浜辺美波です。「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」、なんてわくわくさせてくれるタイトルなんだろうと感激したことを覚えています。脚本を読んでみてもその気持ちは続き、物語はもちろん、主人公を中心とした個性豊かな登場人物たちが果てしなく魅力的でした。正直なところ、どんなドラマとして完成しているのか出演させていただいていても想像ができません。皆さんにもそんな気持ちを同じように体験していただける作品になっているのではと思います。ぜひ放送をお見逃しなく。出演させていただき大変光栄でした。
パワーのぶつかり合い!今回のドラマはコレに終始した。脚本のパワー、役者のパワー、スタッフのパワー全てが強力。しかし、ぶつかり合いは火花ではなく、大きく鮮やかな花火を上げていました。毎週そのパワーをお楽しみに。
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2025年12月07日 00:00時点
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