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ゲームクリエーターの小島秀夫さんが、ディズニー・アニメーション「ズートピア2」(ジャレド・ブッシュ監督ほか、12月5日公開)の日本版声優としてカメオ出演することが12月2日、分かった。
今作は、2016年に公開された「ズートピア」の続編。前作「ズートピア」は動物たちが人間のようにハイテクな文明社会で暮らす世界ズートピアを舞台に、ウサギのジュディがキツネのニックと出会い、たくさんの困難を共に乗り越えながら、立派な警察官へと成長していく姿が描かれた。ディズニー・アニメーション作品としては「アナと雪の女王」以来、初めて世界興行収入が10億ドルを突破。日本でも興行収入76億円超の大ヒットとなった。
日本版では前作と同じく俳優の上戸彩さんがウサギの警官ジュディ、声優の森川智之さんがキツネのニック役の声を担当。さらに、ズートピア最大の謎の鍵を握る、ヘビの指名手配犯ゲイリー役は声優の下野紘さんが担当する。
声優の三宅健太さん、お笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄さん、歌手のDream Amiさん、声優の山路和弘さんが前作と同じ役を担う。加えて、山田涼介さんがズートピア創設者一族出身の柔和で社交的なオオヤマネコの御曹司、パウバートを演じる。さらに、俳優の高嶋政宏さん、柄本明さん、お笑いコンビ「紅しょうが」の熊元プロレスさん、「レインボー」のジャンボたかおさん、声優の高木渉さん、俳優の梅沢富美男さん、江口のり子さんも出演する。
「メタルギアソリッド」シリーズや、大人気「DEATH STRANDING」シリーズを手掛けた、世界的なゲームクリエイターであり、ゲーム界きっての映画通としても知られる小島さん。今回は、今作の監督の一人で、ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるブッシュ監督本人からの直々オファーがあり、カメオ出演が決定。
小島さんが演じるのは、ジュディやニックが働く「ズートピア警察署」内で働いているモグラのポール・モールデブラント。アニメーション映画への出演は初めてという小島さんは、「実写映画やゲームでのカメオ出演の経験は多々ありますが、アニメーションの劇場映画の吹き替えは初体験となります。それもまさかのディズニーさんから! それも大好きな『ズートピア』の続編! さらに監督のジャレド・ブッシュからの直々のオファーとあって、非常に光栄に思いつつ、二つ返事で引き受けた次第です」と喜びを語った。
さらに、「僕が参加するのは少しのシーンですが、収録の時点でも作り込みはさすがでした。絵があるおかげで、収録はスムーズに進みました。いつもは演出する側なので、実際に演じることを経験してみて、いろいろと勉強になりました。台本のめくりやノイズなど、基本的なことなど、声優さんたちがいかに注意を払っているのかを再認識しました」とクリエーターならではの視点で収録を振り返った。
そして、「前作の『ズートピア』は幼かった子供と日本版を見に行きました。社会的テーマも見え隠れする、大人から子供まで、笑って、楽しめる、劇場から希望を持って帰れる、ある種のディズニー・アニメーションの到達点でした。『正直、あれを超える続編は作れるのか?』と、思っていましたが、収録時の感じでは、間違いなく前作を超える“新たなズートピア”になる!と確信しました。子供も大きくなり、日本版で見ることが減りましたが、今回は日本版で劇場に臨みたいと思います」と太鼓判を押した。