注目ドラマ紹介:「息もできない夏」 武井咲が“無戸籍”の難役に挑戦

「息もできない夏」で主演を務める武井咲さん
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「息もできない夏」で主演を務める武井咲さん

 女優の武井咲さんが主演を務める連続ドラマ「息もできない夏」(フジテレビ系)の放送が10日、スタートする。「Wの悲劇」(テレビ朝日系)に続き、2クール連続で連ドラ主演を務める武井さんは「無戸籍」という複雑な境遇の18歳の女の子・谷崎玲役に挑戦。無戸籍という社会問題、生きることや家族の素晴らしさを描く。

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 ドラマは、脚本を「名前をなくした女神」「泣かないと決めた日」などの渡辺千穂さん、演出を「マルモのおきて」「フリーター、家を買う」などの河野圭太さんが担当。英歌手のアデルさんの「セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン」がオープニング曲に起用される。

 武井さんが演じる玲をサポートするのが、江口洋介さんが演じる元新聞記者で区役所の臨時職員・樹山龍一郎。樹山は玲の唯一の味方となり、玲は次第に樹山にひかれていく。ほかに、木村佳乃さんが玲の母・葉子、北大路欣也さんが玲の務める洋菓子店に通う謎の老人・夏目周作、要潤さんが周作に金を無心する謎の男・鮎川宏基を演じる。

 第1話は、玲(武井さん)が「無戸籍」という自身の境遇を知り、絶望するという展開。玲は、洋菓子店でアルバイトとして働いていたが、勤務態度やセンスが評価され、正社員に登用されることになる。玲は会社に提出する住民票記載事項証明書などの書類を申請するため、区役所の夜間受け付けを訪ね、樹山(江口さん)が応対するが、玲は健康保険証などの身分証明書を持っていなかったため、申請できない。その後、樹山が玲の住民票を調べると、住民票には玲の母と妹の名前しか記載されておらず、玲の名前が見つからない。玲は、樹山から話を聞き、自身の境遇を考え始める……という物語。

 ドラマは10日から毎週火曜午後9時に放送。(毎日新聞デジタル)

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