戸田恵梨香:役作りで髪の毛ばっさり「今までと違うお芝居ができた」

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 女優の戸田恵梨香さんが5日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われた主演ドラマ「書店員ミチルの身の上話」の試写会に登場した。戸田さんは、本作の役作りのためにロングヘアから肩にかかる程度のミディアムヘアに切ったといい「今までと違うお芝居ができると思い、ぜひ(主演を)やりたいと思った。課題にしてきた芝居に見えない芝居に挑戦できると感じた。一つの小さな光が見えた。夢がかなった作品」と完成に自信を見せた。

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 ドラマは佐藤正午さんの小説「身の上話」が原作。地方都市に住む書店員のミチル(戸田さん)が偶然、宝くじで2億円を手に入れ、予測不能な裏切りや殺人などに巻き込まれていく姿を描く。ドラマは“ミチルの夫”を名乗る男(大森南朋さん)が妻の身の上話を語るというスタイルで進行する。ミチルの幼なじみ・竹井輝夫を高良健吾さん、ミチルと交際して1年になる恋人・上林久太郎を柄本佑さん、ミチルの不倫相手で出版社の営業・豊増一樹を新井浩文さん、しっかりものの書店員・初山春子を安藤サクラさんが演じている。

 試写会には高良さん、新井さん、柄本さんも登場。戸田さんは、目指していた“芝居に見えない芝居”について「安藤さん演じる親友・初山と話すシーン。日常を表現できればと思って、肩の力を抜いて表現できた。(不倫相手を演じた)新井さんとのシーンも恋をする女の子を表現できた」とうれしそうに語った。

 また、ドラマのように2億円を手に入れた際の使い道が話題となり、戸田さんは「ひとまず貯金。大金を手にするのは怖いので、できれば手にしたくない」と堅実な回答をした一方、新井さんは「全額ばくちにつぎ込みます」と即答し、共演者を笑わせていた。

 ドラマは総合テレビで13年1月8日から毎週火曜午後10時55分に放送。全10回。(毎日新聞デジタル)

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