女優の仲間由紀恵さんと俳優の阿部寛さんが11日、東京都内で行われた映画「トリック劇場版 ラストステージ」(堤幸彦監督)の初日舞台あいさつに登場。同作は2000年にスタートしたシリーズの完結編で、仲間さんは14年間コンビを組んできた阿部さんに「最後に聞いてみたいんですが……、私はどうでした?」と直球の質問。突然の質問に驚いた阿部さんだったが、共演の感想を「最初は右も左もわからないお嬢さんという印象だったが、見る見るうちに成長して、いつの間にか僕は仲間さんに頼っていた。すごく年下なんですけど、こんなに頼れる主演女優さんはいないんじゃないかと思うくらい。感謝の気持ちでいっぱいです」と語ると、仲間さんは「うれしかったです。ありがとうございます」と感極まった表情で応じ、「みなさんのおかげで14年間続けさせていただいたと思うとすごくうれしい気持ちと、そしてやっぱりさみしさがある」と目を潤ませていた。
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一方、阿部さんが「僕はどうでしたか?」と聞くと、仲間さんは「阿部さんはお会いしたときから大先輩。すごく緊張しましたが、やさしくて、お芝居に関しても一生懸命。撮影の合間も休まず、ずっとせりふの練習をしていたり、空き時間も上田のことを考え、作品のことを考える姿を14年間ずっと見させていただきました。心の底からすごいな、すばらしいなと思います」と阿部さんへの信頼を語った。
同シリーズは、自称・超売れっ子実力派マジシャンの山田奈緒子(仲間さん)と、だまされやすい自称・天才物理学者の上田次郎(阿部さん)が超常現象の裏に潜む“トリック”を暴いていく物語。映画では、海外の秘境にあるレアアース採掘をめぐり、開発に反対する部族の呪術師らと奈緒子・上田コンビの対決が繰り広げられる。
この日は、堤監督、生瀬勝久さん、野際陽子さん、池田鉄洋さんに加え、新キャストの東山紀之さん、北村一輝さん、水原希子さんも出席。同日が「鏡開きの日」ということで、巨大鏡餅が用意され、観客の無病息災と同映画のヒットを祈願して、109(=トリック)個の餅がキャストから客席に投げ入れられる演出もあった。
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