八千草薫：檀れいと元宝塚共演　珍しい犯人役に挑戦

　女優の八千草薫さんが、檀れいさんが主演する放送中の連続ドラマ「福家警部補の挨拶」（フジテレビ系、火曜午後9時）の最終回（25日放送）にゲスト出演し、爆弾を使って殺人をする車いすの老女を演じることがこのほど、明らかになった。八千草さんは、宝塚歌劇団の後輩にあたる檀さんの役どころについて「コミカルなところ、女コロンボみたいなところがいいですね」と楽しそうに語っている。

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　八千草さんは、さらに「（今回の役は）『一見二枚目風で、三枚目というのはどうですか』と、監督に言われましたが、宝塚の人にはそういうところがあるのかな」といい、「私自身、二枚目半みたいなのが向いているのではないかしら」と笑顔を見せていた。

　また「犯人役というのは珍しく、ちょっといつもとは違う思いがあります」とコメント。檀さん演じる福家とのやりとりでは、内に秘めていた思いを爆発させるようなシーンもあり、「（普段は）激しくセリフを言うようなことってあまりないです。今回は自分でも激しくしているつもりでも『もう少し』と言われました」と、いつもと勝手が違った様子を明かしている。

　ドラマは、大倉崇裕さんの同名推理小説が原作。組織の上下関係や出世には興味がなく、およそ警部補に見えない福家（檀さん）が、並はずれた推理力で事件の真相を解く鍵を見つけていく……というストーリー。最終回は、車いすの老女・後藤喜子（八千草さん）と、夫の後藤秀治（山本學さん）による犯行を、福家が明らかにしていく。