女優の観月ありささんが8日、京都・太秦の東映京都撮影所で行われた連続ドラマ「出入禁止(デキン)の女~事件記者クロガネ~」(テレビ朝日系)の会見に共演者とともに登場。1994年に放送された連続ドラマ「いつも心に太陽を」(TBS系)以来、観月さんと約20年ぶりの共演となる小林稔侍さんから「そのとき1度だけ握手をした。その感覚をすごく覚えています。手のひらが汗ばんでいてとってもジューシーでした」と明かされた観月さんは苦笑い。記者に促されて、再び握手を交わすと、小林さんに「相当ぬれてますよ」と再び言われ、恥ずかしそうにしていた。
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小林さんは、当時の観月さんとの思い出を「握手を1回しただけで話すこともなく……」と振り返り、「あのときは17歳の乙女まっさかり。(それなのに)相手役といえば、僕と西田敏行さんですよ。だから“いやいやコール”なのかな、と思うくらいに手がぬれていた。あれだけ手のひらがぬれている人と握手したことがない。相当いやだったのかなと思います」とジョーク交じりに語った。一方の観月さんは笑いながら「そんなことないです」と否定し、「緊張すると手のひらに汗をかくタイプ。当時、非常に緊張していまして。今は(室内で洋服を着込んでいるため)暑くてべチョべチョしてる」と語っていた。
ドラマは、しつこい取材で“出入禁止(デキン)”を言い渡されることが多い、観月さん演じる新聞記者の鉄忍布(くろがね・しのぶ)が主人公。忍布が在籍する「京都タイムス」の社会部を舞台に、忍布ら記者たちが体当たりで事件を取材し、隠された真相に迫る姿を描く。小林さんは京都タイムスのオーナー役で出演。財前直見さん、宅間孝行さん、谷内伸也さん、お笑いコンビ「まえだまえだ」の前田旺志郎さん、甲本雅裕さん、益岡徹さんも出演し、会見にも同席した。
同ドラマで、自身初の新聞記者役に挑戦する観月さんは「いつもインタビューされる側ですが、記者の方をすごく見るようになりました。話の聞き方やノートの取り方、写真の撮り方など研究しています」と役作りを語り、会見では女性記者に「外周りの取材で防寒対策はどうしていますか?」と逆質問する場面もあった。また“バツ1”でシングルマザーという役どころでもあり、息子役を務める現在14歳の前田さんから、「ほんまにこんなお母さんいたらいいなって思う。顔もそうですし、身長もめっちゃ高い。こんな遺伝子があったら……」といわれて照れ笑いを浮かべていた。ドラマは、15日から毎週木曜午後7時58分放送。
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