大泉洋：朝ドラでヒロインのダメ父に　「自分はここまでダメではない」

　俳優の大泉洋さんが9日、NHK放送センター（東京都渋谷区）で開催された30日にスタートするNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「まれ」の試写会後の会見に登場した。大泉さんは、女優の土屋太鳳（たお）さんが演じるヒロイン・希（まれ）の“ダメな父”の徹を演じるが、「自分は、このドラマ（の父）ほどダメではないと思う。慎重なので」とコメント。徹は夢ばかり見て、仕事を転々とするという設定で「迷惑を掛けて謝るところは分かりますね。しゃべりすぎて迷惑をお掛けすることがあるので……」と話した。

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　試写会には、土屋さんや希の母・藍子役の常盤貴子さん、希の少女時代を演じる子役の松本来夢ちゃんも登場。常盤さんは、大泉さんについて「大泉さんが朝ドラに出ることが日本にとってハッピー。久しぶりの共演ですが、私も楽しみにしていました。現場でもムードメーカーになってくださって、楽しい日々を過ごしています。感謝しています」と絶賛。また、常盤さんは撮影について「夜逃げシーンをずっと撮っていた。私も大泉さんとはいろいろやってきたので、ある程度は覚悟していたんだけど……」と苦労を明かしていた。

　「まれ」は、92作目の朝ドラで、「クロサギ」（TBS系）や「震える牛」（WOWOW）などを手がけてきた脚本家の篠崎絵里子さんによるオリジナル作。土屋さんがパティシエを目指すヒロイン・希を演じる。夢ばかり語る父のせいで、一度は堅実な公務員の道を選んだ希が、本当の自分の夢を思い出し、世界一のパティシエを目指す姿が描かれる。放送は30日～9月26日。全156回を予定。