TBS:4月改編は月曜・日曜のテコいれ 日曜は日テレを意識「縦の流れを強化」

TBSの社屋
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 TBSは3日、東京・赤坂の同局で、4月の番組改編説明会を開き、全日帯(午前6時~深夜0時)8.4%、ゴールデン帯(午後7~10時)24.0%、プライム帯(午後7~11時)29.4%という改編率を発表した。改編の大きなポイントは、「他局と戦えていない曜日」である月曜、日曜の改革で、新番組を投入し、縦の流れを強化したいという意向を示した。

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 月曜日は、午後7~9時台の番組を一新。「ご対面バラエティー 7時にあいましょう」(午後7時~)、「直撃!コロシアム!!ズバッと!TV」(午後8時~)という二つの新番組を編成し、午後9時からは長年「月曜ゴールデン」として親しまれてきた2時間ドラマ枠を「月曜名作劇場」と改名し、サスペンスドラマ中心のラインアップにリニューアルする。

 日曜日には、ファミリー層をターゲットに編成。日曜のゴールデン帯は「日本テレビさんの『DASH』『世界の果てまでイッテQ!』があるなど激戦区。TBSも家族で楽しめる番組を編成した。ここは頑張りどころ」だといい、午後7、8時台をテコ入れした。現在、午後7時から放送している「この差って何ですか?」を30分前倒しで拡大し、午後6時半スタートとし、午後8時からは新番組「珍種目NO.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー」を投入し、人気ドラマ枠の午後9時からの「日曜劇場」につなげる。

 今回の編成方針は「前へ!前へ!前へ!」。菊野浩樹編成部長は「少しずつですが、視聴率が回復している。一歩一歩確実に地に足をつけながら少しずつ前へ進んでいきたい」と説明した。

 そのほか、「報道のTBS」らしく、報道番組の存在感を示すため、「NEWS23」に新キャスター・星浩さんを迎えリニューアルし、土曜日の「報道特集」に膳場貴子キャスターを加えて強化。また、朝は、土曜日にアニメ枠を新設して午前7時~7時半に「カミワザ・ワンダ」を放送し、平日は「あさチャン!」にパトリック・ハーランさんをコメンテーターに加えてパワーアップを図る。

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