水谷豊:映画監督初挑戦 構想40年のアイデアを映像化

2017年公開予定の映画「TAP THE LAST SHOW」で監督に初挑戦する水谷豊さん(左手前)
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2017年公開予定の映画「TAP THE LAST SHOW」で監督に初挑戦する水谷豊さん(左手前)

 俳優の水谷豊さんが、2017年公開予定の映画「TAP THE LAST SHOW」で監督に初挑戦することが25日、明らかになった。ショービジネスの世界を舞台にした元天才タップダンサーと若きダンサーの師弟の物語で、今から40年前、水谷さんが23歳の時に思いついたストーリーがもとになっているという。40年越しの企画実現に加えて、自らメガホンを取ることも決心した水谷さんは「人生は何が起こるかわかりませんね。でも、60歳を超えて新しい何かに挑戦できるということ、それも監督という大役に挑戦できるのはとても幸せなこと」と話している。

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 水谷さんは今作で主演も務めるが「俳優と監督はいわゆる“角度”が違うので、二つを同時に進めても大変だとは感じない」といい、「ただ周囲からは顔つきというか、何かが違うとは言われていますね。なんというか、面構えのようなものが違うと。楽しそうに見えるのかもしれません」ともコメント。ロケハンやスタッフとのミーティング、衣装合わせとやることが多いため、自身の役については「まだノープランです(笑い)」と言うが、「多分、撮影当日までには役のイメージが降ってくると思います」と笑顔で語っていた。

 本作には水谷さんのほか、女優の北乃きいさんや前田美波里さん、俳優の岸部一徳さん、六平直政さんらが出演する。またダンス監修として日本のタップダンス界を引っ張るダンサーで振付師のHIDEBOHさんが参加。総勢500人が参加したオーディションによって選ばれた若手ダンサー役の新人キャストによる本格的なダンスも見どころになるという。

 水谷さんは「どのダンスのジャンルにしても、トップダンサーであっても、自分の教室を持って生徒を集めていかないと食べていくことができにくい世界。本当はダンスだけで食べていけることが理想だと皆さん思っているはずです。でも現実はそうはいかない、そういう世界がそこにあることを、しっかり見せたい」と力を込めていた。

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