サンデーうぇぶり:小学館が新マンガサイトを7月13日“創刊” 「ちいさいひと」の新シリーズ連載へ

マンガサイト「サンデーうぇぶり」に連載される「ちいさいひと 青葉児童相談所物語」
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マンガサイト「サンデーうぇぶり」に連載される「ちいさいひと 青葉児童相談所物語」

 小学館は15日、無料のマンガサイト「サンデーうぇぶり」(http://www.sunday-webry.com/)を7月13日に“創刊”することを明らかにした。利用料は無料で毎日更新予定。1カ月半で50万ダウンロードを記録した人気マンガ「ちいさいひと 青葉児童相談所物語」(夾竹桃ジンさん作、水野光弘さん脚本)の新シリーズも連載する予定。

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 「サンデーうぇぶり」は、同社のマンガ誌「週刊少年サンデー」と「月刊少年サンデー ゲッサン」「月刊サンデーGX」の3誌が協力、6月15日からティザーサイトを立ち上げる。サイト名は「サンデー」と「WEB」「EVERY」を合わせて命名した。同日発売の週刊少年サンデー29号で、編集長の市原武法さんは「サンデー系列全誌が毎日すてきなマンガをお届けするマンガサイトにしたいとの思いを込めた名前です。多くの新しい才能と新連載作品をここから発信していきたいと考えています」と話している。新人作家の作品だけでなく、人気作や過去の名作も掲載する。

 「ちいさいひと」は、自らも心の傷を持つ新米児童福祉司の相川健太が、さまざまな児童虐待に立ち向かうというマンガで、2010年~12年にサンデーで不定期連載された後、「週刊少年サンデーS」に移籍、同年に完結した。ところが電子書籍版をスタートしたところ、わずか1カ月半で約50万ダウンロードを売り上げて話題となった。

 「週刊少年サンデー」は、15年に新編集長に就任した市原さんが、新人作家の育成に力を入れる編集方針を打ち出し、同誌の誌面で異例の宣言文を発表して話題になった。

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