北斗の拳:舞台主役の“雑魚キャラ”ずらり「最高の雑魚と言われたい」 ジャギも登場

舞台「北斗の拳 -世紀末ザコ伝説-」の出演者ら
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舞台「北斗の拳 -世紀末ザコ伝説-」の出演者ら

 人気マンガ「北斗の拳」の初の舞台化作品「北斗の拳 -世紀末ザコ伝説-」の製作発表会見が4日、東京都内で行われた。同舞台は“雑魚キャラクター”が主役で、この日は俳優の磯貝龍虎さんやガールズユニット「A応P」の水希蒼さんら雑魚キャラクターを演じるメインキャストが登場。磯貝さんらは「最高の雑魚って言われるように頑張ります」「(ケンシロウに)北斗七星を記念に付けられたい」などとそれぞれ意気込みを語った。

 会見には磯貝さん、水希さんのほか、河合龍之介さん、寿里さん、花園直道さん、林野健志さん、ビジュアル面を担当するAkemi.S.ミラーさんらが出席した。寿里さんは「死に様に集中して。雑魚中の雑魚をしっかり演じたい」と語り、舞踊家の花園さんは「歌舞伎の所作で死にたいと思います」とコメント。“雑魚役”の役作りについて聞かれた水希さんは「女の雑魚って想像がつかない。普段(『A応P』の)メンバーといるときは男勝りの性格なので、そこを前面に出して臨もうかなと思う」と語った。

 また、雑魚役へのイメージについて、林野さんは「言葉を言いながら死んでいくイメージがある」と話し、雑魚役には欠かせない“断末魔の声”の希望を聞かれると、寿里さんは「僕らが『あべし』なんて言ったら光栄すぎて……。雑魚の神様みたいな(存在)。『あべし』とか『ひでぶ』は使えないです」と“雑魚”らしい回答も飛び出した。

 会見にはテレビアニメで主題歌を歌った「クリスタルキング」のムッシュ吉崎さんも登場。吉崎さんは舞台のオープニングライブを「クリスタルキングwith A応P」として担当することが決まっており、「歌い続けてきて、オファーがあってよかったなと思っています。光栄です」と喜びを語った。また、会見では同舞台に「北斗の拳」の人気キャラクターのジャギが登場することも発表された。

 「北斗の拳」は、武論尊さん原作、原哲夫さん作画の人気マンガ。暴力が支配する核戦争後の世界を舞台に、伝説の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者ケンシロウが、兄でもある“覇王”ラオウら強敵たちと拳を交える……というストーリー。1983年から約5年間、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメ化もされたほか、「おまえはもう死んでいる」などの名言で社会的ブームとなった。舞台では、アニメの予告ナレーションを担当した声優・千葉繁さんが「声の出演」に決まっている。

 舞台は9月6~10日にシアターGロッソ(東京都文京区)で上演。

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