話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、「<物語>シリーズ」の西尾維新さんと、「聖☆おにいさん」の中村光さんがタッグを組んだ小説が原作のテレビアニメ「十二大戦」です。エイベックス・ピクチャーズの松村一人プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
優勝者にはどんな願いもかなえることができ、12人の干支の名を宿す戦士たちのバトルロイヤル作品です。12時間という制限された中での12人の殺し合いのドラマなので、誰が生き残るかはもちろんですが、「どのように死ぬのか」という最後の生き様にも作品の魅力が詰まっております。
西尾維新先生の独特の言い回しを生かしながら、映像表現としてどのように見せるのかを制作会社のグラフィニカさん、細田直人監督、シリーズ構成の村井さだゆきさん、原作元の集英社さんと共に心がけて制作してまいりました。また、キャラクターに関しての深堀りは、原作ではそれぞれの章の扉ページ1ページに集約されており、アニメ表現として広げていくことで、12人の戦士たちの過去、十二大戦に参加するまでの経緯を丁寧に描くことで、魅力を表現してまいりました。
戦士たちの「名乗り口上」が映像として出来上がった時は感動しました。西尾維新先生の言い回し、細田監督の演出、グラフィニカさんの培ったクオリティーが存分に出ているカットだなあと思いました。
大変だったことは、たくさんあり過ぎて選べないですが、子役の堀江瞬君が、クランチロールエキスポの登壇で向かったサンフランシスコの空港で、入国審査官にことごとく止められ、涙目になってる彼を見た時です。よっぽど怪しかったのでしょうね……(笑い)。
物語は後半になり、生き残っている戦士たちも少なくなってきてます。誰が優勝するのか、またその戦士は何を願うのかはもちろんですが、キャラクターの死に際にも注意してもらえればうれしいです。また、映像表現に関しては、細田監督とグラフィニカさんのハイブリットアニメーションでのアクションシーンも楽しみにしてください。とんでもないキャラクターも後半には登場します!!
まだ視聴されてない方は、ぜひ1話を見てください。間違いなく中毒になると思います。どうぞ「十二大戦」をよろしくお願いいたします。
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