女優の高島礼子さんが14日、東京都内で主演映画「おみおくり」(伊藤秀裕監督、24日公開)の完成披露上映会に出席。女性納棺師を演じた高島さんは、役柄を通して「もし自分が亡くなっちゃった場合、自分の大切な人たちを残して、自分が死ななきゃいけなかった場合、大切な人には悲しんでほしくない」と死生観を語った。
ウナギノボリ
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映画は、女性納棺師の永井結子さんの著書「今日のご遺体 女納棺師という仕事」(祥伝社)が原案。高島さん演じる女性納棺師・満島弥生が、人の死に触れる仕事を通して自らの心の傷を癒やし、生きる希望を見いだしていくというヒューマン作で、高島さんは「ご遺族は寂しいと思う前に(葬式の)準備とかやることがたくさんある。納棺師は大切な人に死化粧をしたりと、ご遺族に代わって管理する職業」と説明した。
映画に出演したことで「死生観は変わった?」と聞かれると、高島さんは「どう自分が見送られたいか、見送りたいかを考えた」といい、「(大切な人たちには)自分がいなくても、頑張って生きてほしい、と(伝えて)死にたい」と思いを語った。
上映会には、満島の弟子の河村亜衣を演じた文音さん、その弟を演じた渡部秀さんら共演者と伊藤監督、主題歌を歌う「2VOICE」も出席した。撮影中の高島さんについて、文音さんは「本当にカッコいい。2人でいるシーンがすごく多くて、ずっと一緒にいられた。礼子さんの前ではひたすら甘えちゃう」と明かし、伊藤監督も「昔から男前なんです」と同意すると、高島さんは「一応女に生まれたんで、女っぽく生きたいんですけれど……」と苦笑いしていた。
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