イラストレーターで俳優のリリー・フランキーさんが3日、東京都内で行われた映画「万引き家族」(是枝裕和監督、8日公開)の試写イベントに出席。第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した反響を聞かれると、「監督と作品が取った賞なので。でも、周りの人に『おめでとう、じゃあシャンパンでも』って便乗してお酒(の栓)を抜かれる。パルムドールをもらった次の日にクレジットカードをなくしたんで、生活に困っているんです」と明かして、会場の笑いを誘った。
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周囲の反応について、是枝監督は「コンビニのレジでおめでとうと言われました。タクシーの運転手さんにも降りるとき声かけられたり、映画関係者じゃない人にも声をかけてもらえる。うれしいけど、ちょっと心配。これからは買う物を考えます」と笑顔。フランキーさんも「こんなに周囲の人が喜んでくれると思っていなかったのでうれしいです」としみじみと語った。
この日は、3世代にわたる家族が登場する映画にちなんで、15歳から87歳まで、3世代の家族が招待された試写会。フランキーさんと是枝監督のほか、俳優の城桧吏(じょう・かいり)さん、佐々木みゆちゃんも出席した。イベントでは、城さんとみゆちゃんがパルムドールのトロフィーと初対面。みゆちゃんは是枝監督に「ダイヤモンドですか? プラスチックかな?」と尋ねてにっこり。城さんはトロフィーをなでて感激しながら「重かったです。この手は洗いません!」と喜んでいた。
「万引き家族」は、犯罪でしかつながれなかった家族を通して、人と人との絆を描くヒューマンドラマ。息子の祥太(城さん)と共に万引きに精を出す治(フランキーさん)は、凍えている幼い女の子・じゅり(みゆちゃん)を目にして思わず家に連れて帰る。妻の信代(安藤サクラさん)は体中傷だらけのじゅりの境遇を察し、面倒を見ることに。一家は祖母の初枝(樹木希林さん)の年金を頼りに、アルバイトをしている信代の妹・亜紀(松岡茉優さん)らと幸せに暮らしていたが、ある事件をきっかけに、家族の隠された秘密が明らかになっていく……というストーリー。
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