俳優の松坂桃李さん主演の連続ドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)の最終回が6月25日、放送される。大学時代に遭った事故の影響で車椅子で生活をする主人公・鮎川樹を演じた松坂さんが、これまでのドラマの撮影や最終回の見どころなどを語った。
ウナギノボリ
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ドラマは、2014年から有賀リエさんが女性向けマンガ誌「Kiss」(講談社)で連載中のマンガが原作。事故に遭い、脊髄(せきずい)損傷で下半身不随になった樹と、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月さん)との純愛ストーリーを描いている。
30歳になって連ドラでのラブストーリー作品に初出演した松坂さんは「以前に経験した恋愛映画は『好き、嫌い、別れる、イヤだ!』みたいな学園ラブストーリーだったので、全然違いました」といい、「今回のような大人のラブストーリーをやってみると、現実がついてくることによって、いろいろなことを考えなきゃいけない。『そりゃそうだ』というふうに、ちゃんとリアルに置き換えて考えることができたので、すごく良い経験ができたと思います。お付き合いをするということは、相手の先にある親だったり、子供だったりをいろいろと考えるということ。『これが、この年齢の恋愛の仕方なんだな』と、つくづく思いました」と明かす。
最終回の見どころについては、「タイトルに返っていくと思います。全員が思う、共通の『完璧な世界』というものはないけれど、2人だけが感じることのできる完璧な世界『パーフェクトワールド』っていうのは、もしかしたら見ることができるかもしれない。そのためには、いろいろな壁を乗り越えなきゃいけないんですけど。それを乗り越える意味があるのは、おのおのが欲しい幸せがあるからこそだと思ったんです。2人にしか分からない価値が、最終的にこのタイトルにつながると思います」と語る。
さらに、この作品を通して伝えたかったことは「『1人で頑張りすぎない』っていうこと」と答え、「頼れるところは頼って。そうするともっとうまく、自分自身の気持ちが、互いのストレスになることもなく、いろいろなことが豊かになっていって、いい人生が送れるのではないかなと思います」と語っていた。
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