徳川斉昭:「英雄たちの選択」で特集 幕末動乱の火付け役となった男の実像

徳川斉昭/茨城県立歴史館 所蔵
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徳川斉昭/茨城県立歴史館 所蔵

 俳優の吉沢亮さん主演の2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)で竹中直人さんが演じ、話題の徳川斉昭が、3月10日放送のNHK・BSプレミアムの番組「英雄たちの選択」(水曜午後8時)で特集される。

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 徳川斉昭は水戸徳川家第9代藩主。幕末、内憂外患の危機に真っ向から立ち向かった男で、時代の先を行く政策を次々に立ち上げた。掲げたスローガンは「尊王攘夷(じょうい)」。天皇を中心とした政治を進める「尊王」と、海外からの敵に対抗する「攘夷」を合わせたもので、本来別々の思想を結び合わせ、強い国家を造ろうとした斉昭の姿勢は、幕末の志士たちに大きな影響を与えていく。

 これまで強硬な攘夷論者として描かれてきた斉昭だが、親しい大名に「攘夷は現実的にとても不可能」と語るなど、外交の理想と現実で揺れ動いていたとされる。斉昭の選択は、その後の日本にどのような道筋をつけたのか。幕末動乱の火付け役となった徳川斉昭の実像に迫る。

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