石井マーク:「G-レコ」主演 降板を考えたことも 富野監督が「最後まで見守ってくださった」

「Gのレコンギスタ」の第5部「死線を越えて」の公開記念舞台あいさつの様子(C)創通・サンライズ
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「Gのレコンギスタ」の第5部「死線を越えて」の公開記念舞台あいさつの様子(C)創通・サンライズ

 テレビアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ(G-レコ)」の劇場版「Gのレコンギスタ」(富野由悠季総監督)の第5部「死線を越えて」の公開記念舞台あいさつが8月13日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、主人公ベルリ・ゼナム役の声優の石井マークさん、富野監督が登場した。「G-レコ」は、2014年にテレビアニメの放送がスタートしてから約8年がたち、劇場版が第5部で完結を迎えた。石井さんは、富野監督の大作で主演を務める中で、降板を考えたこともあった……と明かした。

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 石井さんは「オーディションで『芝居をしなくていいから!』と言われて、びっくりしました。正解が分からない中、収録になり『腹から声を出せ!』と言われ、パニックになりました。富野さんは、最後まで見守ってくださった」とコメント。

 富野監督に「僕の印象はどうだったんですか?」と聞くと、富野監督は「声質のマッチングがあり、この人は演技を組み立てることを覚えていくかもしれないと思ったので、最後までやっていただきました」と語った。

 富野監督は「途中で一度、辞めさせようとした瞬間もありました。僕の問題ではなくて、こいつが勝手に辞めようとした!」と暴露すると、石井さんは「一時期、ネガティブになって、現場に行くのが怖かった。キャストの皆さんに応援していただいて、切り替わったんです」と振り返った。

 舞台あいさつには、アイーダ・スルガン役の嶋村侑さん、ノレド・ナグ役の寿美菜子さん、マスク役の佐藤拓也さんも登壇した。

 「G-レコ」は、「機動戦士ガンダム」誕生35周年記念作品の一つとしてテレビアニメ版が2014年10月~2015年3月に放送。地球のエネルギー源を宇宙からもたらすキャピタル・タワーを守るキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムの冒険を描いた。劇場版の完結編となる第5部が8月5日に公開された。

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