深田恭子:2年ぶり連ドラ主演 「30代ラスト」で大人のラブストーリー 第52回読売文学賞「A2Z」実写化で

2023年2月上旬から配信されるAmazonオリジナルの連続ドラマ「A2Z」で主演を務める深田恭子さん
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2023年2月上旬から配信されるAmazonオリジナルの連続ドラマ「A2Z」で主演を務める深田恭子さん

 女優の深田恭子さんが、2023年2月上旬から動画配信サービス「Prime Video」で独占配信されるAmazonオリジナルの連続ドラマA2Z(エイ・トゥ・ズィ)」で主演を務めることが11月9日、分かった。深田さんが連続ドラマの主演を務めるのは「ルパンの娘」(2020年10月期、フジテレビ系)以来、約2年ぶり。撮影時は39歳(現在は40歳)だったため、“30代ラスト”の映像作品となる。30代女性の恋愛、夫婦の関係、仕事の葛藤を描くラブストーリーで、既婚者ながら年下の男性と出会い、恋をする女性を艶やかに演じる。

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 ドラマは「第52回読売文学賞」(2000年)を受賞した山田詠美さんの同名小説(講談社文庫)が原作。監督は、連続ドラマ「101回目のプロポーズ」(フジテレビ系、1991年)や「素顔のままで」(同、1992年)などを手掛けてきた光野道夫さんが務める。

 大手出版社に勤める文芸編集者の澤野夏美(深田さん)は8年前、同業他社の森下一浩(かずひろ)と結婚。子供はいなかったが、仕事では良きライバルで、お似合いの夫婦だった。しかし、ある夜、夏美は一浩から、1年以上付き合っている女性がいると告白される。あまりのことに怒りや嫉妬より寂しさを感じた夏美は、心の穴を埋めるように若い郵便局員・成生(なるお)と出会い、恋に落ちて……というストーリー。全10話で一挙配信される。

 深田さんは夏美について「こだわりの強い女性で、とても変わった夫婦生活を送っているときに、若い年下彼氏ができて……。きっと、ご覧になる方はハラハラしてしまうんじゃないかなと思います」とコメント。「とてもステキな文学的なセリフが多く、毎回台本を読む度に『こんな所でこんな言葉出る!?』と思うほど、面白く新鮮な世界観でした。このドラマでたくさんの刺激や、丁寧に紡がれたステキな言葉の数々、そして非現実な余韻を存分にご堪能ください。本作ならではの刺激的な世界を楽しんでいただけたらと思います!」とアピールする。

 原作者の山田さんは「古今東西、途絶えることなく描かれて来た人間関係、それが、恋。甘苦しい幸せと喪失の予感を常に併せ持ち、時には喜劇も悲劇も巻き起こしてしまう魔物のような魅力があります。もしかしたら、世間的には“インモラル”ととらえられてしまうかもしれない。この恋物語の中には、まさに“選ばれし者の恍惚(こうこつ)と不安”が優しくたゆたっています。その言葉にふさわしい出演者の皆さんのおかげで、いとおしい大人のドラマに仕上げていただきました」と話した。

 企画・プロデュースを務める栗原美和子さんは、主演の深田さんについて「これまで見たことのない新しい魅力がさく裂しています。少しお休みなさっていた後の最初の作品ですが、驚異の40歳(撮影時は39歳)の美しさと可愛らしさが、ヒーリング効果を際立たせてくれています。彼女にとって、30代最後&40代最初の映像作品となります。大人の女性が二人の男性の間で揺れ動く、甘くてほろ苦い物語を演じきってくださいました。ラストの2シーンを楽しみに全10話を堪能していただけるとうれしいです」とコメントを寄せた。

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