南こうせつ:「場が盛り下がってしまう」 バンドブーム到来で「神田川」を封印 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した南こうせつさん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した南こうせつさん=テレビ朝日提供

 フォークシンガーの南こうせつさんが、5月17日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。ヒット曲「神田川」への思いを語った。

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 1973年に「神田川」が大ヒットして今年で50年。黒柳さんから「当時、(レコードが)100万枚売れるなんてことなかったでしょ?」と聞かれた南さんは、何度もうなずいてから「神田川ですよ。あの1曲ですよ。あれに出会えたから、今がある。本当にそう思っていますよ」と答えた。

 南さんが30代の頃、バンドブームが到来。「野外コンサートがあって、武道館でコンサートやって、リズムに乗ってみんなで『イエーイ!』っていう時代が来た。当時『神田川』を歌うと場が盛り下がってしまうと考えていたんです。僕は『神田川』だけじゃないよ、っていうのを表現したくて、ちょっと(「神田川」を)歌うのをやめた時期があった」と明かした。

 しかし、たまに歌番組で「神田川」を披露すると、視聴者から「慰められる」「勇気が出る」などと書かれた手紙が寄せられた。南さんは「今まで自分で作った歌を隅っこに置いていたのがすごい申し訳なくて。その歌(神田川)で、僕は世間に出てきたわけだから、40歳を過ぎたくらいからは必ず歌うようにしています」と笑顔を見せた。

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