T・Pぼん:藤子・F・不二雄の名作SF 35年ぶりアニメ化 ボンズ制作で初シリーズ化 Netflixで2024年配信

アニメ化される「T・Pぼん」
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アニメ化される「T・Pぼん」

 藤子・F・不二雄さんの名作SFマンガ「T・Pぼん」が約35年ぶりにアニメ化されることが明らかになった。同作は、「ドラえもん」にも登場するT・P(タイムパトロール)隊の活躍を描いたマンガで、短編として1989年にアニメ化されている。藤子さんの生誕90周年を記念して初めて、アニメシリーズが制作されることになった。全2シーズンがNetflixで2024年に独占配信される。

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 「花咲くいろは」などの安藤真裕さんが監督を務め、「夜は短し歩けよ乙女」などの大島ミチルさんが音楽を手掛ける。「交響詩篇エウレカセブン」「僕のヒーローアカデミア」などのボンズが制作する。声優の若山晃久さんが主人公の並平凡(なみひら・ぼん)、種崎敦美さんが未来からやってきたT・P隊員の少女リーム・ストリームをそれぞれ演じることも発表された。

 「T・Pぼん」は、1978年からマンガ誌「少年ワールド」(潮出版社)、同誌が誌名を変更した「コミックトム」で連載されたSFマンガ。平凡な中学生の凡が、未来からやってきた少女リームと出会ったことをきっかけに、T・P隊員として不幸な死を遂げた人々を救うため、過去にさかのぼって歴史を変える大冒険を繰り広げる。

 特報がYouTubeで公開され、時代、場所を超えて移動できるタイムボートに乗った新米隊員の凡と先輩隊員のリームが、ピラミッドが建築された頃のエジプトや、戦乱の日本、ペルシャ戦争など歴史的瞬間を巡る姿が描かれている。

 凡役の若山さんは「最初マネジャーからオーディションに受かったよと伝えられた時は、まさか歴史ある作品である『T・Pぼん』のことだとは思わなかったのでとても驚きました。僕は声優として決してスーパースターと呼ばれる部類ではありませんが、そんな普通な僕だからこそ、この並平凡というキャラクターに出会えたのかなと思っています。作中の凡と共に僕自身も成長させていただきました。ぜひ最後までご覧いただけるとうれしいです!」とコメントを寄せている。

 リーム役の種崎さんは「小さい頃から当たり前にそばにあった藤子・F・不二雄先生の絵で、人の生き死にをガッツリ描いているストーリーが新鮮でした。毎話いろいろな国や時代をタイムパトロールします! その中で平凡なぼんはどのように成長していくのか。ぜひ、お楽しみにです……!」と話している。

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