田中麗奈:「役者でいられた幸せ」を実感 デビュー以来の松山撮影を振り返る

主演ドラマ「歩く、歩く、歩く~四国 遍路道~」の完成試写会に登場した田中麗奈さん
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主演ドラマ「歩く、歩く、歩く~四国 遍路道~」の完成試写会に登場した田中麗奈さん

 女優の田中麗奈さんが12日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われた主演ドラマ「歩く、歩く、歩く~四国 遍路道~」(NHK・BSプレミアム)の完成披露試写会に登場。会見で、98年公開のデビュー作「がんばっていきまっしょい」以来となる、愛媛・松山での撮影を振り返り、「あの映画の中に『10年後の私は何してるかな?』というせりふがあるんですが、あれから10年以上たって、役者としてこの場にいられることが幸せだなと実感できました」と感慨深げに語った。

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 「歩く、歩く、歩く~四国 遍路道~」は、NHK松山放送局が7年ぶりに制作したスペシャルドラマ。東京でフリーライターをしていた葉山美砂(田中さん)が主人公。仕事や恋愛につまずき、四国に遍路の旅に出た美砂は、一軒の善根宿(ぜんこんやど)にたどり着く。そこで、女主人・木村靖子(いしだあゆみさん)と、宿泊するお遍路、後藤(井上順さん)と中村(永山絢斗さん)に出会い……というストーリー。

 会見には、いしださん、井上さん、永山さんも出席。いしださんは、田中さんと池で絶叫する印象的なシーンを振り返り、水につかる場面もあることから「寒いし、あそこが一番ネックでした」と吐露。「でも現場に行ったら、スタッフみんなが全員胸まで池に入っていて、それを見たら文句なんか言えないなって」と役者魂で臨んだという。一方、井上さんは「あゆみちゃんとドラマで共演するのは、40年以上ぶり」といい、「私は寒い思いもせず、夜には鯛を食べてすごくいい思い出ができました」とホクホク顔で語っていた。

 ドラマは、NHK・BSプレミアムで13年1月20日午後10時から放送。(毎日新聞デジタル)

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