ダンス&ボーカルグループ「EXILE」のAKIRAさん、小林直己さん、「劇団 EXILE」の青柳翔さんが13日、東京都内で行われた時代劇映画「たたら侍」(錦織良成監督)の会見に登場。第40回モントリオール世界映画祭で「最優秀芸術賞」を受賞したことについて、AKIRAさんは「(最優秀芸術賞は)グランプリよりこの映画にはぴったり」と笑顔で、海外での評価について「職人さんが侍精神を持って生き抜くところを描いたのがこの作品の見どころでもある。ジャパニーズプライドが伝わった」と喜びをにじませた。
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青柳さんも「海外でも評価していただくことができた。まず素直に本当にうれしかった」といい、小林さんも「ものすごい結果になった」と、驚きつつも喜びを語った。
「たたら侍」は、青柳さんが主演し、AKIRAさん、小林さんもメインキャストとして出演する時代劇で、EXILEのリーダーHIROさんがエグゼクティブプロデューサーを担当。島根県の伝統的な製鉄法「たたら」をテーマに、脈々と受け継がれる人々の思いや伝統の技術などが描かれる。2017年公開予定。モントリオール世界映画祭では、主要コンペである「ワールド・コンペティション部門」で上映され、最優秀芸術賞に輝いた。錦織監督は「出演者、スタッフ、なによりHIROさんが本当に全幅の信頼で任せてくれたからだと思う」と感謝した。
同作ではAKIRAさん以外は侍役ではなく、小林さんは「(モントリオールでは)侍とは何だとよく聞かれた。日本人が思う侍の精神を伝えた作品だから評価されたと思う」と海外での反応を明かした。AKIRAさんは「侍というと、単なる戦闘員というイメージが海外には多いかもしれないけれど、この作品は侍の“精神”を描いた」と熱弁。報道陣に「オスカー(アカデミー賞)は?」と聞かれると「あんまり偉そうなことは言えないですけれど、一つ一つの作品をどれだけ全力投球で向かっていけるかでつながってくる。一歩一歩積み上げた先にそういった舞台や世界の道が切り開けたら」と真摯(しんし)に語った。
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