映画「デスノート」(2006年公開)の続編となる「デスノート Light up the NEW world」(佐藤信介監督、10月29日公開)で、東出昌大さん演じる「デスノート対策本部」のエース捜査官・三島創(つくる)と、池松壮亮さん演じる名探偵「L」の後継者・竜崎、さらに菅田将暉さん演じるキラ信奉者のサイバーテロリスト・紫苑優輝のメインキャスト3人がそろった重要なシーンが公開された。佐藤貴博プロデューサーは「今回の劇中で主要3人がそろう唯一のシーンといってもいいかもしれません。主要3人が激突・対峙(たいじ)する、とてもアグレッシブでエモーショナルなシーンかと思います」と明かしている。
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同シーンの撮影は、今年1月に日活調布撮影所(東京都調布市)に用意された巨大セットで行われた。神戸の小高い丘の上にある廃虚としても有名な麻耶観光ホテルがモチーフで、東出さん、池松さん、菅田さんのほかに、死神のリューク、SAT(特殊急襲部隊)も登場。セット内には爆音が鳴り響き、銃撃戦も行われ、壮絶な“デスノート争奪戦”が繰り広げられた。
劇中では壮絶な頭脳戦・デスノート争奪戦が繰り広げられるため、互いに和気あいあいとする必要はないと思っていたという東出さん、池松さん、菅田さんだが、飲み会の席で意気投合。この日も、撮影の合間にリラックスした雰囲気で、仲良く談笑する様子が多く見受けられたといい、オフショットも公開された。
主演を務める東出さんは「今回の『デスノート』は前作と違って、原作者の大場つぐみさんからもアイデアをいただいたオリジナルストーリーです。天才対天才の対決を描いていて、しかも僕ら3人の人間関係が複雑に絡み合った天才同士の三つどもえの戦いになっています」と力を込め、「池松くん、菅田くんと共演できたからこそ救われたこともあるし、物語に厚みが出ていると思います。前作で天才対天才の対決や『デスノート』の持つ極限のテーマに魅力を感じてご覧になっていた方は、今回も楽しんでいただけると思っています」と自信をのぞかせた。
「デスノート」は、大場さんが原作、小畑健さんが作画を手がけ、2003~06年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された人気マンガ。名前を書かれた者が死ぬ「デスノート」を手に、自分の正義で犯罪者を裁き“理想郷”を作ろうとする夜神月(やがみ・らいと)と、名探偵「L」が頭脳戦を繰り広げる展開で、テレビアニメや実写映画、舞台、ドラマにもなった。
「デスノート Light up the NEW world」は、月を藤原竜也さん、Lを松山ケンイチさんが演じた前作「デスノート」(06年公開)から10年後が舞台。再び死神が地上にデスノートをばらまき、世界中が大混乱に陥る中、“デスノートヲタク”と呼ばれるほどキラ事件に精通した三島は、デスノート対策本部で捜査を継続していた。竜崎とともに、ロシアやウォール街、渋谷でのデスノートによる大量殺人の事件解明にあたった対策本部は地上に6冊のデスノートが存在することを突き止めるが、キラウイルスと呼ばれるコンピューターウイルスが世界中に拡散され、「他の所有者に告ぐ。速やかに私に差し出せ」とデスノートの提出を呼びかけるメッセージが出される……というストーリー。10月29日公開。
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