お笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久さん(33)がレスリング日本代表に選出され、来年度に開催される国際大会に出場することが18日、明らかになった。太田さんは今年1月に行われたレスリングの大会「第16回全日本マスターズレスリング選手権大会」に出場して上位入賞し、海外遠征や国際大会への出場権を獲得した。
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TBSのバラエティー番組「炎の体育会TV」(毎週土曜午後7時)の企画で、同大会に出場した太田さんは16日に東京都内で会見。「世界なんてどんな競技でも行ったことないので、どういう状況か分かっていないけど、せっかくチャンスをいただいたので(将来は)『炎の体育会TV』から初めての世界チャンピオンになりたいと思います」と宣言した。
太田さんは、30歳以上で、社会人からレスリングを開始した選手が出場できる「フレッシュマンズの部」の58キロ級に出場し、上位入賞を収めて全日本マスターズレスリング連盟が指定する海外遠征や国際大会に日本代表として出場する権利を勝ち取った。太田さんは35歳以上が出場できる「世界ベテランズ選手権大会」での優勝を目指すといい、どの国際大会に出場するかは、今後決めていくという。
太田さんは柔道経験はあるものの、レスリングは大会出場時で約4カ月のキャリアといい、仕事の合間に練習していたという。ときに練習は深夜2時まで及ぶこともあったといい、「道場を開けてくれて練習に付き合ってくれた方々、その時間でもご飯を作ってくれた奥さん、いろいろな方に感謝しながら戦った」と振り返った。
また、2020年の東京五輪についての思いを聞かれると、「いったん目指してみようかな」と冗談めかしつつ、「(お笑いより)レスリングの比重が大きくなっていたので、斉藤(慎二さん)にも『この先は、もうちょっとお笑いも同じくらいやってくれよ』と言われていたんですが、入賞したという一報を聞いてすぐに『お笑いは俺に任せろ』と言ってくれた」と、エールを送られたことを報告。一緒に登場した今田耕司さんから煽(あお)られる形で「東京オリンピック目指します!」と語って、場を沸かせた。
会見には太田さん、今田さん、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」、宮川大輔さん、全日本レスリングマターズ連盟強化委員長の宮原厚次さんが出席。宮原さんは「すごいセンスを感じました」と太田さんの素質を絶賛し、もし18歳ごろから太田さんがレスリングを始めていたらとの仮定で「あるいはオリンピックでメダル、というぐらい」と語り、一同を驚かせた。
「第16回全日本マスターズレスリング選手権大会」には「オードリー」の春日俊彰さんも出場しており、2人が出場した大会の模様は18日の「炎の体育会TV」2時間スペシャルで放送される。
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