声優の神谷浩史さんが9日、東京都内で行われた劇場版アニメ「夜は短し歩けよ乙女」(湯浅政明監督、4月7日公開)の完成披露上映会に登場。主人公の学友の声を務める神谷さんは、出演が決まって「原作を買いつつ準備はしていたんですけど、決まりましたと聞いて本当にうれしかったですね」と喜びを表現し、続けて「湯浅監督といえば(同じ森見登美彦さん原作の)『四畳半神話大系』、僕オーディション受けて落ちてるんで」と告白。「いつか機会があればいいなと思っていたところでのお話だったので、本当にうれしかった」としみじみと語った。
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アフレコ収録について、神谷さんは2番手で入ったといい、「“黒髪の乙女”とほとんど会話してないんですよね。たまに(花澤)香菜ちゃんの声が聞こえるな、可愛いなと。でもほとんど無音の状態でやってました」とエピソードを披露した。完成披露上映会には星野源さん、花澤さん、神谷さん、お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さん、湯浅監督が出席した。
「夜は短し歩けよ乙女」は、第20回山本周五郎賞、2007年本屋大賞2位に選ばれ、累計売り上げは130万部を超えるベストセラー。“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”が、京都のいたるところで彼女の姿を追い求め、珍事件の数々に巻き込まれる……といううストーリー。主人公の“先輩”の声を星野さん、ヒロイン“黒髪の乙女”を花澤さん、“先輩”の学友の“学園祭事務局長”を神谷さん、“先輩”の学友の“パンツ総番長”を秋山さんが務める。上田誠さんがシリーズ構成を担当し、ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」が主題歌を歌うなど「四畳半神話大系」のクリエーター陣が再集結する。
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