仮面ライダー:ディエンド役・戸谷「高いところ苦手なのに」アリーナ屋上でジャンプ

 特撮映画の3部作「仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダーTHE MOVIE 超・電王トリロジー」で仮面ライダーディエンド(海東大樹)役を演じた戸谷公人さん(20)は、12日に東京都内の映画館で行われた完成披露試写会に登場し「高いところが苦手なのに高いところ(での撮影)が多い」と特撮ならではの撮影での苦労話を披露した。戸谷さんは今回の撮影で、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)の屋上でジャンプしたというが、「(映画を)見たら合成みたいになってた」と苦笑いしていた。

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 3部作のうち「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」で主演した戸谷さんはまた、「ウラタロスになったり、初めて憑依(ひょうい)できたのがうれしい」ととぼけた。

 映画は、人気特撮ドラマ「仮面ライダー電王」から誕生した劇場版「超・電王」シリーズ。今回は3部作となっており、第1弾「EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル」が22日、第2弾「EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル」が6月5日、第3弾「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」が6月19日と3作連続での公開が決まっている。

 完成披露試写の舞台あいさつには、戸谷さんのほか、それぞれ主演する中村優一さん(22)、桜田通さん(18)らイケメンライダーが勢ぞろい。仮面ライダーゼロノス(桜井侑斗)役の中村さんは「侑斗として4年目に突入しております。今回は夢だったゼロノス編をやらせていただいてうれしいです」と笑顔を見せ、「変身シーンは本当に興奮します。気持ちが高ぶって、思う存分格好良く変身したつもり」と満足そうな顔を見せた。

 また、「お宝DEエンド・パイレーツ」に新キャラクターとして登場する仮面ライダーG電王(黒崎レイジ)役の古川雄大さん(22)は「子どものころからの夢がかなってうれしい。最初の変身シーンでなかなかOKが出なくて、監督に『顔がにやけてるよ』って言われました」と初めてのライダー役に大喜びの様子だった。舞台あいさつの最後には、「派遣イマジンはNEWトラル」で仮面ライダーNEW電王(野上幸太郎)役を演じた桜田さんが「なんで3作品にしたんだろうって思うと思うけど、全部見たら、『だから3作品にしたんだな』って分かると思う」とコメントし、作品をアピールしていた。

 「仮面ライダー電王」は、「平成ライダー」シリーズの8作目として07~08年にテレビ朝日系で放送された人気特撮ドラマ。不運続きの主人公・野上良太郎が「電王」となって、「デンライナー」で時空を旅しながら侵略者「イマジン」との戦いを繰り広げるストーリー。「モモタロス」や「ウラタロス」といった日本の童話をモチーフにした仲間のイマジンも登場して人気を集めた。(毎日新聞デジタル)

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