3D劇場版アニメ「ヒックとドラゴン」(クリス・サンダース&ディーン・デュボア監督)の父の日特別試写会が20日、東京都港区のスペースFS汐留であり、サンダース、デュボア両監督の他、ボクサーの内藤大助選手が息子の亮くんと鑑賞した。
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家での内藤選手はどんな感じ?と聞かれた亮くんは「かいぶつ」と回答。内藤選手は「家ではしかり役なので、そう言ったんじゃないかな」と説明。「勉強しろなどとは言わないけれど、常識的なことには厳しくしています」と家での厳しい父親の顔を見せた内藤選手だったが、試写中は「亮が理解してるかな?と思いワンシーンワンシーン説明していたら、亮から『今は試写中だから静かに!』と諭されました」と逆に怒られたことを告白。「亮からはいろいろ教えられることが多いです」と話していた。
「ヒックとドラゴン」は、バイキング(海賊)とドラゴンが戦いを繰り広げていた遠い昔のバーク島で、ひとりぼっちのバイキングの少年「ヒック」と傷ついたドラゴン「トゥース」が出会い、秘密の友情を築いていく……という物語。全米で3月26日に公開されると興行ランキングで「アリス・イン・ワンダーランド」を抑えて初登場で1位に輝き、公開5週目に再び1位に返り咲き、7週連続でトップ3入りをするなど好調。全米の興行収入は2億1000万ドルを超えるロングランヒットとなっており、早くも続編の製作も決定している。
クリス監督は「一つは自分に正直になって自分の強みは何かを見つけること。二つ目は相手の立場になって物事を考える大事さ」と映画に込めたメッセージを語った。理想の親子像について、ディーン監督は「父親が子どもを理解すること。そうすることで、子どもの弱みが強みであることに気がつくかも知れません。そして、親子が互いに尊重し合うことです」と話すと、内藤選手は「自分はいじめられっ子だったので、ただ強くなりたいと思ってボクシングを始めた」と話し、息子の亮君には「思いやりのある子になってほしい。自分本位ではいけないと思っています」と父親の目線でコメントした。
イベントの最後には、両監督から内藤選手ら親子に直筆の似顔絵がプレゼントされた。内藤選手は「じぶんそっくり!」と感激していた。映画は8月7日に新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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