片桐仁:戸次重幸とガンダムトーク暴走 「藤岡藤巻」の藤巻プロデュースでドラマ「宇宙犬作戦」

「宇宙犬作戦」記者会見に登場した片桐仁さん、戸次重幸さん、高梨臨さん
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「宇宙犬作戦」記者会見に登場した片桐仁さん、戸次重幸さん、高梨臨さん

 コメディアンで俳優の片桐仁さんと劇団「TEAM NACS」の戸次重幸さんが29日、深夜連続ドラマ「宇宙犬作戦」(テレビ東京系)の制作会見に登場。片桐さんは「地球にあこがれている、融通のきかない学者肌の格式張った男を演じます。分かりやすく言うと、ガンダムのジョブ・ジョンくらいの役だと思います。マ・クベみたいな役になりたいです。だんだん性格の悪さを出していきたいです」とあいさつした。

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 戸次さんは「過去のSF作品をパロったような設定やせりふが楽しいですね。いつか、『弾幕薄いぞ!』っていうせりふは入れていきたいですね。ガンダムのブライトさんの名言なんですが」というと、片桐さんがすかさず「メガ粒子砲、ミノフスキー粒子ですね」と話に乗り、戸次さんは「何かしらの粒子は出していきたいですね。ただこの作品は艦隊戦がないんで、脚本家と相談したいです」とガンダムトークを暴走させていた。

 ドラマは、「最終兵器彼女」「スピードマスター」の須賀大観さんが原案。2512年の社会が荒廃しきった銀河の果てに浮かぶ惑星プードルで、“美しすぎる大統領”が、太古の昔に社会の解体を防ぐ術をもっていたとされる地球に、宇宙船「デンエンチョウフ号」を旅立たせようと計画する。古代の地球に詳しい冷静沈着な植物系人の船長モジャット(片桐さん)、地球人の末えいで元宇宙海賊の荒くれ者の操縦士マルコ(戸次さん)、操縦士に、地球人の女の子にあこがれているアンドロイドのオハナ(高梨臨さん)、宇宙翻訳犬スプート29号が乗り込んで地球へ向かう……というSFコメディー。

 ヒロイン・オハナ役の高梨さんは「ロボットロボットしていない面白い役です。アクションも多いので、(出演した特撮ドラマ「侍戦隊シンケンジャー」の)経験が生かされていると思います」と語り、共演する2人については「お二人ともアニメが好きで、ずっと話しているのでついていけなくて……」とぼやいていた。

 エグゼクティブプロデューサーで、「崖の上のポニョ」で知られるユニット「藤岡藤巻」の藤巻直哉さんは「ずっと温めてきた企画です。元は須賀大観が、知恵だけで面白く仕上げた作品でした。今回も低予算でやっているので、ジョン・ウィリアムズに発注したかったのですが、音楽もただでできる藤岡藤巻がやっています。ジブリの鈴木敏夫さんにもカベカケ星人として出演してもらいます」とドラマの制作について話した。ドラマには壇れいさん、大橋のぞみさんなど、毎回ゲストが登場する。ドラマは7月9日から毎週金曜深夜0時53分、全24回の放送予定。(毎日新聞デジタル) 

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