新垣結衣:100年の恋に必要なのは「運命」 映画「ハナミズキ」舞台あいさつ

「ハナミズキ」の舞台あいさつに登場した新垣結衣さん
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「ハナミズキ」の舞台あいさつに登場した新垣結衣さん

 女優の新垣結衣さん(22)とアイドルで俳優の生田斗真さん(25)が8日、主演映画「ハナミズキ」(土井裕泰監督)の完成披露試写会に登場。映画が一青窈さんのヒット曲「ハナミズキ」(04年)がモチーフであることから、「恋が100年続くにはどうしたらいいか」という質問に新垣さんは「続けようと思ってできることではない。運命かなと思うし、恋人に限らず、家族や友人とのそういう出会いがあると思う」と語り、生田さんは「愛ですね」と笑顔を見せ、「離れていても相手を思う気持ちでつながっているということ」と話した。 

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 映画は、北海道で東京の大学を目指していた平沢紗枝(新垣さん)が、水産高校に通う同学年の木内康平(生田さん)と出会い、恋に落ちる。紗枝は東京の大学に合格し、康平と遠距離恋愛を始めるが、徐々に波風が立ち始め、2人は別れを選ぶ。紗枝は新たに大学の先輩と出会い、キャリアウーマンになっていくが、紗枝の実家の庭に亡き父が植えたハナミズキに導かれるように紗枝と康平に奇跡が訪れる……という物語。北海道のほか、米国、カナダでも撮影が行われた。

 英語が堪能という役どころに新垣さんは「英語がいちばん大変でした。ゼロからという気分で練習を入念にして挑みました」と明かし、生田さんについて「コミュニケーションを取る場所や、空気をつくってくれた。感謝しています」と話した。漁師役の生田さんは「漁師の研修で、朝3時に集合して(漁に行き)、朝の7時に帰ってきて、夜7時に寝るという生活でした」と振り返り、「おじいちゃんが船乗りなので個人的に思い入れの深い作品になった」と語った。新垣さんについては「強くてしんのすわった女優さん。作品に懸ける思いを感じて刺激された」と絶賛。紗枝の大学の先輩・北見役の向井理さん(28)も「ぶれない方。(役柄もあって芝居で)ちょっかいを出したり、台本にないことをやってもぶれないので、悔しい思いをした」とジョーク交じりに褒めていた。

 舞台には約7メートルのハナミズキの木が設置され、東京ユニバーサル・フィルハーモニーオーケストラが今回のイベントのために編曲した「ハナミズキ」のオーケストラバージョンを演奏。紗枝の母親役の薬師丸ひろ子さん(46)と土井監督も登場。映画は8月21日から全国ロードショー公開される。(毎日新聞デジタル)

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