もしドラ:異色小説ミリオンセラーへ ダイヤモンド社創業98年目で初 映像化も視野

 ダイヤモンド社は21日、「もしドラ」の愛称で親しまれる異色の小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著、1680円)の発行部数が22日で100万部を突破すると発表した。

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 同書は09年12月に発売。初版は1万部だったが、ビジネス書が置かれる山の中に、可愛らしい女子マネジャーの絵が表紙を飾り、難解な経営指南書の理論を分かりやすく解説するという内容が受けてヒット。17版目で大台に到達した。これまで同社発行書籍の最高部数は、「ザ・ゴール」の65万部だった。ミリオン突破は、1913年の創業以来初めて。

 「もしドラ」は、高校野球部の女子マネジャー・みなみが米経営学者のピーター・ドラッカーの経営指南書「マネジメント」を間違って購入し、その難しさから一度は後悔するが、その教えがチーム作りに生かせると気付き、チームを立て直して甲子園を目指す……という小説。主人公は、作詞家の秋元康さんに師事していた著者がプロデュースなどで携わったアイドルグループ「AKB48」の峯岸みなみさんをモチーフにしており、映像化など他メディア展開も検討しているという。(毎日新聞デジタル)

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