市川由衣:「関節技習得難しかった」半年間、道場通った殺陣をNHK時代劇で披露

会見に出席した市川由衣さん
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会見に出席した市川由衣さん

 女優の市川由衣さん(24)が24日、主演するNHK時代劇ドラマ「桂ちづる 診察日録」の試写会後の会見に出席。市川さんはこのドラマのために半年間、殺陣師の道場に通い、特訓したという見事な殺陣を第2話で披露しており、「私みたいに体が小さい人が人を投げ飛ばしたりするには、力技ではなくて関節技を使う。それを習得するのが難しかった」と苦労を明かした。兄役の高嶋政伸さんは「間違いなく僕より殺陣がうまい」といい、共演の三宅裕司さんや遠藤憲一さんも「目力がある」と市川さんを絶賛していた。

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 「桂ちづる 診察日録」は藤原緋沙子さんの「藍染袴お匙帖」シリーズが原作。1825年の江戸が舞台。麻酔外科手術を習得し、シーボルトにも学んだ開業半年の新米蘭方医・桂千鶴(市川さん)が、牢(ろう)屋敷の女囚を担当する「牢医」となり、罪を犯した女たちの治療をし、その人生にもかかわっていく……という物語。音楽担当は加羽沢美濃さん、主題歌は馬場俊英さんの「私を必要としてくれる人がいます」が起用された。この日、同局であった試写会で上映された第1、2話では、罪をかぶって収監された女性が牢内で出産後、病死。千鶴は女性の赤ん坊を引き取るとともに、真犯人を捜すというエピソードが展開する。

 会見で市川さんは「千鶴は勉強熱心で気合の入った人。私にも通じるところがある。未熟ながらもこのドラマをいい作品にしようと気合が入っています。この気合で撮影を乗り越えて、千鶴と一緒に成長したい」と話した。撮影中は「酒断ち」をしているそうで、クランクアップしたら、「打ち上げは焼き肉とホルモン焼きでいいですか?」と他の出演者に了解を取っていた。放送はNHK総合で9月4日から毎週土曜午後7時半、全14回。(毎日新聞デジタル)

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