仲間由紀恵:魔性の女に 民放連ドラ初の檀れいと「女のバトル」 関テレ・フジで1月から放送

関西テレビ・フジテレビの11年1月期ドラマで初共演を果たす仲間由紀恵さん(右)と檀れいさん=関西テレビ提供
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関西テレビ・フジテレビの11年1月期ドラマで初共演を果たす仲間由紀恵さん(右)と檀れいさん=関西テレビ提供

 女優の仲間由紀恵さん(30)が11年1月にスタートする関西テレビ・フジテレビ系のドラマで今まで見せたことのない“魔性の女”に挑戦することが1日、明らかになった。共演は宝塚出身の檀れいさん(39)。2人は初共演で、檀さんはこれが民放の連続ドラマ初レギュラーとなる。仲間さんは当たり役の「トリック」や「ごくせん」でのコミカルな演技を封印し、奥ゆかしいがミステリアスな女性を演じ、セクシーなドレス姿も披露する。檀さんが演じる普通の主婦と出会うことで、2人の平穏な日常が思いがけなくスリリングに崩れてゆくという“大人の女のサスペンス”ドラマになる予定だ。放送は毎週火曜午後10時。タイトルは未定。

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 2人の共演=「競艶」の2文字にふさわしい内容となる予定で、「競」=「女のバトル」と、「艶」=「女のつやっぽさ」のエッセンスがふんだんに盛り込まれるという。ドラマのキーワードは「女」。羨望(せんぼう)、しっと、友情、同情といった“女性なら誰もが持ち合わせる独特の感情”を、ドラマ「黒革の手帖」や「わるいやつら」「対岸の彼女」などで知られる脚本家・神山由美子さんが、“女”の本質を追求し、これまでにない“女のサスペンス”をオリジナルの脚本で描く。専業主婦役の檀さんはエプロン姿も披露する。

 「夏の設定からスタートしたい」という制作サイドの意向で、1月開始のドラマだが8月30日に神奈川県内でクランクインを迎えた。撮影は2人のシーンからスタートし、和やかな雰囲気の中にも、ほどよい緊張感のある撮影初日だったという。

 役柄について仲間さんは「“謎な女性”という感じで、いろんな顔を持っていて怪しい雰囲気の女性。サスペンス要素のあるドラマで、少し怪しい部分も見せていきたいですが、あまり大げさにはしたくないので、バランスのとり方が難しくなってくると思います」と話し、初日には監督と「いろんなバランスのとり方を話し合いながらやらせていただいて、好感触でした。監督の考えている作品の雰囲気と私が出せたものに、あまり差がなくて良かった」と役作りも順調のようだ。

 仲間さんは共演の檀さんについて「子役の子と一緒にいる画(え)がすごくほほ笑ましく、見ているだけでいいお母さんという感じでした。柔らかくて温かい家庭を想像させてくださるような、全部を母性で包むような雰囲気を持っていらっしゃるので、今回多くのシーンを2人でやらせていただきますが、すごく楽しみです」と話している。クランクインし、「とにかくとてもいいチームなので、緊張感を持って楽しい現場にしたいと思います。これまでやってきた役とは、また一味違う役で、楽しみの要素がたくさんあります。それを一つ一つ探りながら演じていき、見てくださる方々にも楽しんでもらえるように頑張ります」と意気込みを語った。

 一方、檀さんは役について「絵里子は、きわめて普通に生きてきたというか、日々、生活していくということを大切にしている女性だと思います。朝起きて子供を幼稚園に送って行って、夕方、また迎えに行って、ごはんを食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて……という、当たり前の幸せを当たり前だと感じられて、淡々と日々を人生を重ねている人。ただただ普通に平凡に生きてきた女性をうまく演じていければと思っています。その中で、仲間さんとのやりとりや今後の展開の中で、どのように絵里子(=檀さんの役名)が変わっていくのか楽しみです」と話している。

 共演の仲間さんに対しては「まさか仲間さんが悪女をやるなんて!と思いました。2人の女性のかけあいというか、仲間さんとのやり取りが、ドラマの上でも、演じ手の一人としても楽しみです。2人で家の中で話すシーンがあるのですが、たわいのない会話の裏に、意味のあるせりふ、相手を探るせりふがあって、その微妙な空気の変化を視聴者に感じてもらえればと思います」とアピールしている。(毎日新聞デジタル) 

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