SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第8話 弱虫で泣き虫!人魚姫しらほし
12月22日(日)放送分
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、3日分世界をリセットできる少女と、記憶を保持できる少年のせつない物語「サクラダリセット」(河野裕著、椎名優画)です。角川書店の長谷川高史さんに作品の魅力を聞きました。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
−−この作品の魅力は?
空気感だと思います。ほかの作品にはない、この作品だけの空気、雰囲気、世界があって、それが好きな人には、この作品は、たまらなく大事な作品と思っていただけるようです。
中でも、メーンキャラの3人は印象が強烈ですね。「記憶保持」の能力を持っていて、あらゆることを覚えている(忘れられない)主人公の浅井ケイ。「リセット」の能力で、3日間世界を巻き戻せる少女・春埼美空(はるき・みそら)。そして、2年前に死んでしまった少女・相麻菫(そうま・すみれ)。1、2巻は、ケイと春埼が中心で話が進んでいったのですが、最新刊の3巻「サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN」では、相麻が出てきます。中学2年生のケイ、春埼、相麻の出会いが描かれるのですが、この巻を読むと、「サクラダ」の世界がおぼろげに見えてきますので、まだ1、2巻しか読んでいない方がいらっしゃいましたら、ぜひ3巻を手にとっていただければと思います。
−−作品が生まれたきっかけは?
作者の河野裕さんは、グループSNEというクリエーター集団に所属しています。河野さんの小説を初めて読んだのは、3年近く前なのですが、そのときに読んだ原稿、いわゆる異世界ファンタジーで、「サクラダ」とはかなりタイプの違う作品でした。しかも、個人的には、あまり面白いと思いませんでした(笑い)。それから1年たって、今から2年前、「サクラダ」の第1稿を、SNEの別の作家さん経由でいただき、読んだのですが、これが、ものすごいツボにはまりました。正直言って、売れるかどうかわからない!と思いましたけど(笑い)、なんとか本にしたい、と強く思いました。
−−編集者として、この作品にかかわる喜び、大変なことについて教えてください。
毎回、どんな話になるのか想像がつかないですね。打ち合わせで聞いていたことと、微妙に違う原稿、あるいはかなり違う原稿があがってきて、それを読み解くのがたいへんでもあり、楽しくもあります。
また、どんなイラストにするかは、椎名さんと私で、かなり好き勝手にやらせていただいています。1巻で、モノクロイラストを縦半分サイズにしてみたんですが、これが意外に読者の皆様に好評で。いろいろやってもいいんだなあ、とうれしかったです。3巻のモノクロでも、椎名さんが素晴らしい仕事をしてくださっています。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
「月刊少年エース」(角川書店)でのコミック化が決まっています。今冬連載開始予定なので、楽しみに待っていてください。また、文庫4巻も、今冬発売予定です。刊行間隔が安定しない作品なので、さまざまな人に、「冬発売ってホントですか?」と聞かれていますが、なんとか刊行できそうです(たぶん)。頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします!!
角川書店第五編集部 長谷川高史
11月20日に初フォト&エッセー「瞳のまにまに」(講談社)を発売したテレビ東京の田中瞳アナウンサー。「視聴者の皆さんはもちろん、制作側にも信頼されるアナウンサーになりたい」と語る…
テレビ東京系の人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2(モヤさま)」(土曜午前11時半)の4代目アシスタントや、経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~木…
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…
2024年12月23日 10:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。