映画は国内で年間7~8本しか製作されないという珍しいブルガリア映画だ。昨年の東京国際映画祭でグランプリを含むトリプル受賞を果たした「ソフィアの夜明け」(カメン・カレフ監督)が23日から全国で順次公開される。若者の焦りを鮮やかに描き出した。
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17歳のゲオルギは学校に行かず、スキンヘッドのギャング仲間に加わっている。兄のイツォは38歳の木工技師。アルコール、ドラッグ依存で治療中だ。イツォがたまたま訪れたレストランに、トルコ人の一家が来ていた。帰り道、一家はゲオルギの仲間たちに襲われる。通りかかったイツォが助けに入る。一家は、美しい娘ウシュルと両親で、ドイツで暮らす兄の元へ訪れる途中だった。イツォとウシュルは知り合い、お互い引かれていくが……という物語。
神経症的な性格ゆえに孤独に陥り、うまく生きられないイツォ。両親に打ち解けることができずに反発しているゲオルギ。しかしこの映画は、ただ単にはみ出し者を描いたものではなかった。
冒頭、弟ゲオルギの視線の先には、団地が連なる。社会主義時代に建てられた団地の風景が広がる街並み。映画の中で兄イツォに希望をもたらすのは、トルコ人女性ウシュル。ブルガリアが長らくトルコの支配下にあった歴史を持つことを知りながらみると、せりふの一つ一つが奥深い。現代のブルガリアを舞台にしながら、歴史的な背景も見えてくる。その上、人と人のすれ違い、コミュニケーションの断絶という、世界中で思い当たる問題を扱っている。社会の底辺で暮らす者へ「未来があるよ」とは簡単には言い難いが、未来を信じるのは、少なくとも現在の自分だということを、この映画はそっと教えてくれる。
なお、イツォを演じた俳優は監督の幼なじみで、撮影終了間際に事故死してしまったという。その悲劇が、皮肉にも映画をさらに美しいものにしている。23日からシアターイメージフォーラム(東京都渋谷区)ほか全国で順次公開。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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