ビートたけし:自転車で巨大絵画に挑戦 3年ぶりNHK出演 「予算がある」とご機嫌

自転車に乗って巨大な絵画を描くビートたけしさん
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自転車に乗って巨大な絵画を描くビートたけしさん

 お笑いタレントのビートたけしさん(63)が2日、NHKホール(東京都渋谷区)横の広場で自転車を使って、縦6メートル、横10メートルの帆布に絵を描くアートパフォーマンスを披露した。13色の水性アクリル絵の具で描いたたけしさんは「モニターで上から見るとすごくきれい。なかなかいい」と満足げに話した。

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 アートパフォーマンスは、たけしさんが今いちばん会いたいアーティストに会い、その魅力にせまる特別番組「たけしアート☆ビート スタッフ・ベンダ・ビリリ編」のオープニング映像の収録として実施された。たけしさんは、水性アクリル絵の具が車輪を流れ落ちるように細工した自転車や三輪車に乗った10人の「たけし軍団」メンバーに「緑とピンクが目立つように」などと指示し、自らも自転車に乗ってペイントをしたり、ボール状の絵の具を投げつけたりしてペイントしたりした。 

 たけしさんは作品を「(米画家の)ジャクソン・ポロックとかそういうイメージ」と語り、「NHKは予算がある。テレビ東京だと2色しか使えない」と言ってみたり、作品タイトルを「番組名になるんじゃないかな。『たけちゃんのどんとやってみよう!』かな」とジョークを飛ばすなど、終始ご機嫌だった。

 番組は、たけしさんが10年秋に初来日ツアーを行っていたコンゴ民主共和国のバンド「スタッフ・ベンダ・ビリリ」のメンバーを連れて東京を案内し、ストリートライブを行い、音楽について語り合うという内容。たけしさんは10年のカンヌ映画祭で、8人のうち5人がポリオのため下半身不随という障害を持同バンドを追ったドキュメンタリー映画「ベンダ・ビリリ もうひとつのキンシャサの奇跡」を通して知ったという。たけしさんがNHKの番組に出演するのは08年の「生活ほっとモーニング」以来3年ぶり。放送はBShiで11年1月16日午後9時から。(毎日新聞デジタル)

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