注目ドラマ紹介:「隠密八百八町」 “隠密秘帖”から35年、舘ひろしが悪事切る

土曜時代劇「隠密八百八町」の会見に登場した(左から)池田努さん、釈由美子さん、舘ひろしさん
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土曜時代劇「隠密八百八町」の会見に登場した(左から)池田努さん、釈由美子さん、舘ひろしさん

 正月時代劇「隠密秘帖(おんみつひちょう)」の続編としてNHK土曜時代劇「隠密八百八町」が8日スタートする。正月時代劇から土曜時代劇への連作は今回が初めてで、引き続き俳優の舘ひろしさん(60)が主役を演じる。

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 「隠密八百八町」は「隠密秘帖」から35年後が舞台。「隠密秘帖」で非業の死を遂げた神谷庄左衛門の息子で浪人の神谷又十郎が世直しのための組織「隠密組」を結成し、庶民のささやかな幸せを守るために悪事を暴き、華麗に阻止していくエンターテインメント時代劇。庄左衛門を演じた舘さんが又十郎も演じる。

 「隠密組」は又十郎のほか、釈由美子さん演じる紅一点・おとき、宝海大空さん演じるおときの弟・春之丞、池田努さん演じる浪人の木村源兵衛、津川雅彦さん演じる喜八郎の5人。喜八郎は元神谷家の用人で又十郎の家族の死の真相を知る唯一の人物。敵役の老中・水野忠成を前田吟さん、隠居生活を送る楽翁を平幹二朗さん、楽翁の用人・唐沢伴内を石倉三郎さんが演じる。

 第1話は、1819年秋、老中首座に水野忠成が就任してからわいろ政治が横行し、治安は乱れ、庶民の暮らしはひっ迫。馬庭念流の師範代を務め、養女・千代と共に気ままな生活を送る又十郎は、ある日、怪しげな武士・伴内に声をかけられ、楽翁の元へ赴く。楽翁は又十郎の剣術の腕を世直しのために使ってくれと懇願するが、又十郎はそれを断る……というストーリー。物語が進むにつれ、忠成が狙う田沼意次の埋蔵金の争奪戦が勃発するほか、父・庄左衛門の死の謎にも迫っていく。

 放送は総合テレビで毎週土曜午後7時半~同7時59分。全9回。(毎日新聞デジタル)

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