「セブン」(95年)や「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(08年)などで知られるデビッド・フィンチャー監督の最新作「ソーシャル・ネットワーク」が15日から公開される。10年度の米アカデミー賞作品賞の呼び声が高く、ゴールデングローブ賞では6部門にノミネートされるなど、すでに30の映画賞で80を超える受賞を果たした話題作だ。10年7月に、世界中で会員数が5億人を突破した世界最大のSNS「facebook(フェースブック)」の誕生の内幕に迫った作品だ。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
03年秋。米ハーバード大学に通う19歳のマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグさん)は、いわゆる“コンピューターオタク”だった。彼は、けんか別れした彼女への腹いせに、ネット上での女子学生の“ランク付け”を思いつく。それはやがて、フェースブック誕生へとつながっていくが、同時に、マーク自身を訴訟に巻き込み、大切なものを失わせていく悲劇の始まりでもあった。
今作には、脚本とほぼ同時に書き進められたベン・メズリックさんによる原作小説がある。小説も映画も、ザッカーバーグさんを知る人々の証言と、作者の創作を織り交ぜた構成になっている。小説はほぼ時系列通りに進むが、映画は、過去と現在を往来する。一見すると、起業もののようにビジネスを扱った作品だが、物語の本質はそこではない。世界最大のソーシャル・ネットワークを生み出した若者の、それに込めた思いと、栄光と挫折をつづった青春ドラマだ。そこに、法廷サスペンスのエッセンスを加え、緊張感たっぷりに仕上げた。脚本は、米人気テレビドラマ「ザ・ホワイトハウス」で知られるアーロン・ソーキンさん。人物描写にたけた人だけに、今作も人間の内面に重きを置いた、見応えある作品に仕上がっている。15日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
音楽ユニット「YOASOBI」が結成5周年を記念して、大阪、東京で開催した自身初のドームライブのうち、11月10日の東京ドーム(東京都文京区)でのファイナル公演の模様が映画化され…
木村拓哉さんが型破りな天才シェフを演じ、2019年にTBS系で放送された人気ドラマ「グランメゾン東京」を映画化した「グランメゾン・パリ」(塚原あゆ子監督、12月30日公開)。公開…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本語吹き替え版でモアナの声優を前作に続いて務める屋比久知奈さん。201…
1974年公開の映画「ゴジラ対メカゴジラ」に登場するメカゴジラの玩具が、バンダイスピリッツの「DX超合金魂」シリーズから「DX超合金魂 メカゴジラ 1974」として12月28日に…
俳優で歌手の寺尾聰さんが、2025年5月23日公開の映画「父と僕の終わらない歌」(小泉徳宏監督)で、16年ぶりの映画主演を務めることが分かった。寺尾さんはアルツハイマー型認知症の…