アカデミー賞受賞歴がある監督の作品をまとめて上映しようという企画「Director’s Driven Project(監督主義プロジェクト)」の第1弾として「ブロークバック・マウンテン」(05年)で受賞したアン・リー監督の新作「ウッドストックがやってくる!」が15日から公開される。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
69年に米国で開催され、いまでは伝説と化しているロックの祭典「ウッドストック・フェスティバル」。同年8月15日から3日間で、ジャニス・ジョップリンやジミ・ヘンドリックスら30組以上のミュージシャンが出演し、約50万人もの観衆が集まったという野外コンサートだ。そのロック史を語るうえでは避けて通れない“20世紀最大の祭典”がどのように開催され、周囲にどのような影響を与えたのかがつづられていく。
とはいえこれは、音楽ドラマではない。フェスティバルを招致した34歳のいわゆる“負け犬青年”エリオット・タイバー(ディミトリ・マーティンさん)の家族の物語であり、彼自身が保守的な環境から自己を解放させる様子を描いた物語だ。そのため、会場ステージでの演奏シーンや、当時の再現映像などは一切ない。そういうものを目当てに劇場に足を運ぶと肩すかしに遭う。ウッドストックを知りたければ、それについてのドキュメンタリー作品などを見ればいい。これは、一人の若者の内なる変革を描いたヒューマンドラマであり、そこには、ニューヨーク州ウッドストックで開催されたと思われがちなこのコンサートが、実は、ベセルという小さな町で行われていたことなど、あまり世間には知られていない情報を得ることができる“おまけ”がついた作品だ。15日からヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区)ほか全国で順次公開される。
なお「監督主義プロジェクト」は、同作に続き、「ノーカントリー」(07年)のコーエン兄弟による「シリアス マン」(2月26日公開)、「アメリカン・ビューティー」(99年)のサム・メンデス監督による「お家(うち)をさがそう」(3月19日公開)が順次公開される。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
俳優の山田孝之さんが11月5日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で行われた映画「正体」(藤井道人監督、11月29日公開)の完成披露舞台あいさつに登場した。山田さんは、主演の横浜…
俳優の横浜流星さんが11月5日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で行われた主演映画「正体」(藤井道人監督、11月29日公開)の完成披露舞台あいさつに登場した。イベントでは、作品…
映画「ゴジラ」のイベント「ゴジラ・フェス」内で上映された「フェス・ゴジラ4 オペレーション ジェットジャガー」「フェス・ゴジラ5 怪獣大決戦」に登場するジェットジャガーのソフトビ…
歌手の氷川きよしさんが8月に開催した活動再開コンサート「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. 25thAnniversary Concert Tour ~KIIZNA~」の…
通算31作目となる「ゴジラ」の新作映画が製作されることが11月1日、明らかになった。同日、日本テレビ系で放送された「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)の放送後に発表されたもので、監督…