映像化された「鹿男あをによし」「鴨川ホルモー」などで知られる万城目学さんの人気小説を映画化した「プリンセス・トヨトミ」(鈴木雅之監督)が28日から公開される。豊臣家の末えいにまつわる秘密を、現代の大阪を舞台に描いたSFファンタジーだ。
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国家予算を正しく使っているかを調べるために大阪にやって来た会計検査院の3人の精鋭調査官。予定通り調査をこなしていく彼らだったが、とある財団法人を調べていたとき不審なものを感じとる。やがて3人は、大阪を揺るがす大事件に巻き込まれていく……というストーリーだ。
精鋭調査官3人を演じるのは、堤真一さん、綾瀬はるかさん、岡田将生さん。さらに大阪国総理大臣を名乗るお好み焼き屋の主人に中井貴一さんという強力な布陣だ。物語は、調査官3人が出張で大阪に向かう月曜日から、クライマックスの金曜日まで1日単位で進む。大阪が抱える壮大な秘密とは? クライマックスでの大阪の機能全停止とはどういうことか? いざその“真相”が明かされると驚かされた。
「古畑任三郎」をはじめとする数々のヒットドラマを手掛け、映画「HERO」でメガホンをとった鈴木監督がメガホンをとった。脚本は「重力ピエロ」などを手がけた相沢友子さん。ドラマ版「鹿男あをによし」のコンビとあって、ドラマにちなんだサプライズゲストの登場もある。28日から有楽座(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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