注目ドラマ:「下流の宴」 黒木瞳が“中流家庭”を守るため奮闘 林真理子原作のコメディー

ドラマ「下流の宴」の一場面=NHK提供
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ドラマ「下流の宴」の一場面=NHK提供

 女優の黒木瞳さん主演のドラマ「下流の宴」(NHK)が31日、スタートする。「我が家は“中流”」だと思っている主婦が、夫の左遷、娘の就職の失敗、フリーターの息子の結婚宣言などを目の当たりにし、“中流家庭”を守るために奮闘するコメディータッチのホームドラマ。

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 ドラマは林真理子さんが毎日新聞朝刊に連載した小説が原作。「やまとなでしこ」(フジテレビ系)、「ハケンの品格」(日本テレビ系)などの中園ミホさんが脚本を手がけている。

 1話は、医者の家に生まれ、国立大学を卒業し、苦労して理想の“中流家庭”を築いた専業主婦・由美子(黒木さん)は、息子・翔を小学校のころから塾に通わせ、中高一貫校に入学させたところまではよかったが、息子が高校を中退し、フリーターを続けていることで悩んでいる。その息子が突然、フリーターの女性と結婚すると言い出した。幼いころから母親に「下流に落ちるな」と育てられた由美子は“下流転落”の危機を夫や長女に相談するが何も得られず、幼なじみで“受験のカリスマ”と呼ばれる学習塾の経営者・島田直樹に相談に行く……というストーリー。

 無気力で将来の夢や目標もなく、唯一、関心があるものはゲームという由美子の息子・翔を窪田正孝さんが演じ、翔とオンラインゲームで知り合って意気投合して同せいし、早々と結婚を決意する宮城珠緒を美波さんが演じる。また由美子の夫・健治を渡辺いっけいさん、長女・可奈を加藤夏希さん、母・満津枝を野際陽子さん、珠緒の母で由美子とは正反対のおおらかで豪快な女性・洋子を余貴美子さんが演じる。

 放送は総合テレビで毎週火曜午後10時~。全8回。(毎日新聞デジタル)

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