お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんによる監督第3作「さや侍」が11日、公開される。今作は、前2作と比較して最も“毒気”がなく、オーソドックスで、大衆受けするのではないかという印象を受けた。松本監督自身が結婚し、子を持つ親となったことが多分に影響しているのだろう。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
刀を捨ててさやのみを持つ侍・野見勘十郎(野見隆明さん)が、脱藩の罪で捕らわれ、殿様(國村隼さん)から、母を亡くして笑うことを忘れた若君(清水柊馬君)を30日以内に笑わせたら無罪、できなければ切腹という「三十日の業」を、言い渡される。だが、奉行所での勘十郎の芸はくだらなく、一人娘のたえ(熊田聖亜ちゃん)にまで叱責される始末。牢(ろう)番の倉之助(板尾創路さん)と平吉(柄本時生さん)は、見かねて勘十郎に芸のアイデアを与えるのだが……というストーリー。
ふがいない父・勘十郎としっかり者の娘・たえとのやりとりは、まさに漫才のボケとツッコミ。勘十郎役の野見さんは、かつて松本監督が司会を務めたバラエティー番組に出演した一般男性で、そのとき強烈な印象を残し、今回、主役に抜てきされた。劇中、勘十郎が奉行所で見せる芸は、あきれるものばかりだが、ある芸を披露する際にたえが口上を述べたところから、物語は父と娘の感動のドラマになっていく。
松本監督は、これまで「大日本人」(07年)、「しんぼる」(09年)と手がけ、監督デビュー作「大日本人」がハリウッドでリメークされることが発表されている。丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の大ヒット御礼舞台あいさつが12月23日、東京都内で開かれた。イベントでは…
東宝の2025年の配給作品ラインアップ発表会が12月23日、TOHOシネマズ 日比谷(東京都千代田区)で行われ、2024年の興業収入などが発表された。市川南取締役専務執行役員は、…
2012年から7シリーズにわたって放送されたテレビ朝日系の人気ドラマの完結作となる映画「劇場版ドクターX」(田村直己監督)のクランクアップ写真が公開された。主演の米倉涼子さんをは…
俳優の米倉涼子さんが12月22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の“舞台あいさつFINAL”に登場。イベント終盤にあいさつを求められた…
花沢健吾さんのマンガが原作の映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、2025年1月24日公開)の新キャストが発表された。津田健次郎さんが、謎の存在「アンダーニンジャ(UN)」の声…