木村佳乃:中村蒼に“姉心”でお節介 宮部みゆき原作ドラマ「魔術はささやく」会見

「魔術はささやく」の会見に登場した木村佳乃さん(左)と中村蒼さん
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「魔術はささやく」の会見に登場した木村佳乃さん(左)と中村蒼さん

 人気作家・宮部みゆきさんのサスペンス小説をスペシャルドラマ化した「魔術はささやく」(フジテレビ系)の会見が4日、東京都内で行われ、主演の木村佳乃さん(35)と共演の中村蒼さん(20)が出席。2人は今回、姉弟役で初共演し、木村さんは「蒼君は頼りがいがあってたくましく思っていました。でも撮影が(夜)遅くなったりすると『ちゃんとご飯食べた?』とか“姉心”が出てお節介を焼いていました」と笑顔を見せた。

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 「魔術はささやく」は、89年に出版され、同年の「日本推理サスペンス大賞」を受賞し、宮部さんの初期の傑作ともいわれている。過去に主人公・和子(木村さん)とともに、ある“大罪”を犯した仲間3人が次々と死ぬところから物語が始まる。そのうち一つの事件は和子の弟・守(中村さん)やその里親も巻き込んでいた。15年前、父の失踪をきっかけに和子と守は離ればなれになり、守は和子の存在を知らない。弟に「自分が姉だ」と名乗り出せない和子。一方、事態は進み、第4、第5の犠牲者が出てしまう。和子の犯した“大罪”とは何か、犠牲者を生み出す“魔術師”の正体は? 和子は弟を守ることができるのか……というストーリー。

 木村さんは同ドラマを「家族愛、人間愛もサスペンスの中にしっかり描かれている。ハラハラだけじゃなく心も温まるところを楽しんでもらえれば」とアピール。中村さんは「(木村さんは)鼻歌を歌っていたり、可愛らしくて一緒にいると安心できる方。お芝居のときはすごく刺激を受けながらやらせてもらった」と振り返り、刑事役で同作に出演する奥田瑛二さんとの共演を「自然とわき出るものがあって、変に作らずできました」とうれしそうに話していた。

 10年10月に人気グループ「少年隊」の東山紀之さん(44)と結婚し、年内に出産予定の木村さんは、この日が妊娠が判明して初めての公の場とあって報道陣から「順調ですか?」などと問われる場面もあり、終始笑顔で応対していた。

 ドラマは「金曜プレステージ特別企画 宮部みゆきスペシャル『魔術はささやく』」と題して9月に放送される。(毎日新聞デジタル)

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