市原隼人さんが主演し、警備犬と特殊部隊の活躍を映画化した「DOG×POLICE 純白の絆」(七高剛監督)が10月1日、公開される。「海猿」で海上保安官の活躍を描き、「252 生存者あり」でレスキュー隊の活躍を描いた小森陽一さんが、警視庁に実在する警備犬について徹底取材をした原案を基に製作された。
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警察官・早川勇作(市原さん)は、警視庁警備部警備2課装備第4係に配属され、警備犬のハンドラーを任された。警備犬は警察犬と異なり、災害救助や犯人の制圧が主な役目で、犯罪を未然に防ぐ警備部に所属している。刑事昇進を心待ちにしていた勇作は、警備部への辞令を受け取り落胆するが、優秀な血統ながら劣性遺伝として生まれたため警備犬への道を閉ざされたシロとの出会いが、彼にやる気を起こさせる。そのころ、連続爆破事件が発生し、4係に出動要請が下る……というストーリー。
ショッピングモールの爆破シーンをはじめ、できる限りコンピューターグラフィックス(CG)を避け、実写による撮影を行ったという映像は迫力満点。シロが地下鉄のホームと線路軌道上を疾走するシーンで味わえる高揚感もなかなかのものだ。個人的には、勇作とシロの絆が生まれていく過程をもう少しじっくり見たかったが、動物が登場しながら癒やしの映画ではない今作においては、むしろこのくらいアクションに比重がかかっていたほうがいいのかもしれない。なお、今作の主人公は、映画「252生存者あり」の公開前にテレビ放送された「252 生存者あり episode.ZERO」で市原さんが演じたレスキュー隊の早川勇作とは別人とのことだ。
勇作の同僚で教育係の水野夏希を戸田恵梨香さんが演じ、勇作と夏希の上司役で時任三郎さん、先輩ハンドラー役で村上淳さんが出演。カンニング竹山さん、阿部進之介さんらも出演している。10月1日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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