謎解きはディナーのあとで:ドラマ効果で原作小説が首位返り咲き オリコン

東川篤哉さんの小説「謎解きはディナーのあとで」
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東川篤哉さんの小説「謎解きはディナーのあとで」

 27日発表されたオリコン本週間ランキング(31日付)によると、ドラマがスタートした東川篤哉さんのミステリー短編小説「謎解きはディナーのあとで」(10年9月発売、小学館)が4万1000部を売り上げ、24週ぶりに首位に返り咲いた。ドラマは人気グループ「嵐」の櫻井翔さん主演、女優の北川景子さん共演で18日から放送中で、今後もドラマ効果が期待される。

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 「謎解きはディナーのあとで」は、11年の「本屋大賞」受賞作で、大企業の令嬢で新米刑事の宝生麗子と有能だが毒舌な執事・影山の2人が難事件を解決していくユーモアミステリー小説。なかなか謎が解明できない麗子に、影山がさらっと暴言をあびせるコミカルなやり取りと本格的な謎解きで人気を集めている。月刊少女マンガ誌「プチコミック」(小学館)でマンガ化されている。

 ドラマは、櫻井さん演じる“毒舌”執事・影山が、自身が仕える大富豪の令嬢かつ新米刑事の宝生麗子(北川さん)の解決できない事件を「お嬢様の目は節穴でございますか?」など暴言スレスレのせりふで解き明かし、事件の真相に迫っていく。影山が麗子のディナーをサーブしながら事件を解決する原作の“お決まり”の場面はそのままに、影山が麗子を心配してさまざまな事件現場へ変装して出かけるなどオリジナルの仕掛けを盛り込んでおり、初回の平均視聴率は18.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。(毎日新聞デジタル)

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